「先生、小テストそんなに良くなかったですか」
「……ああ、最悪だよ」
「ええ…。自分的には頑張ったんですけど」
「…本当に最悪なことが起こったな、花折」
そんなに……?
職員室に連れられる前にここまでの言われようって、一体どんな最悪なことが起こったんだと構えてしまう。
けれど我妻先生が私を連れてきた場所は職員室ではなく、理科準備室だった。
用があったとしても絶対に入るなと言われている教室に、なぜ私が。
「おまえ、サイコロはどうした」
「サイコロ……?」
「それがないとこれは戻れないぞ」
「戻れない…?先生、なに言ってるの?なんのこと…?」
「……それも忘れたのか」
サイコロとか、戻れないとか。
我妻先生ってこんなにラノベ思考だったっけ…?
そういう話って巷でよく見るライトノベルにしかない気もするし、なんか意外かも。



