1945年、君を迎えに行く。





「先生、小テストそんなに良くなかったですか」


「……ああ、最悪だよ」


「ええ…。自分的には頑張ったんですけど」


「…本当に最悪なことが起こったな、花折」



そんなに……?

職員室に連れられる前にここまでの言われようって、一体どんな最悪なことが起こったんだと構えてしまう。


けれど我妻先生が私を連れてきた場所は職員室ではなく、理科準備室だった。


用があったとしても絶対に入るなと言われている教室に、なぜ私が。



「おまえ、サイコロはどうした」


「サイコロ……?」


「それがないとこれは戻れないぞ」


「戻れない…?先生、なに言ってるの?なんのこと…?」


「……それも忘れたのか」



サイコロとか、戻れないとか。
我妻先生ってこんなにラノベ思考だったっけ…?

そういう話って巷でよく見るライトノベルにしかない気もするし、なんか意外かも。