1945年、君を迎えに行く。





そうだった、これだ。
これだった、最初からこうだったね、って。

私は今日すごく、奇妙で変な夢を見たんだ。



「ふふ。今日ね、志緒ちゃんがちょっとだけ面白いの。すっごく変な夢を見たんだって」


「なにそれ〜!気になるっ」



教室に入っても、隣クラスを調べても、やっぱりどこにも「トリウミハヤト」という存在は居なかった。


夢のなかで私、そいつと何してたんだっけ……。

なにを話して、どんな関わりをしてたんだっけ。



「んじゃあこれ、今度の保護者会で使うアンケートな。親を役員にして悲しませたくなかったら必ず渡せよ〜」



放課後のホームルーム。

窓側の一番前に座る私は、空に線を引いてゆく飛行機雲を見つめていた。



「ほい、花折」


「…あの、先生。私は不戦勝扱いにはなりませんか」


「なに馬鹿なこと言ってんだ。なるわけねえだろー」


「……ですよねー」