1945年、君を迎えに行く。





「……あのさ、乃愛」


「うん?」


「…ハヤトのこと、やっぱ好きなの?」


「はやと?誰のこと?他のクラスにハヤトくんなんかいたっけ…?っていうか、私そんなの言ったこと1度もないよ!?初恋もまだの人間なのに…!」


「…え?いや、ハヤトだよ?トリウミハヤト!乃愛って何度もラブレター………、ああ…、ごめん、これも夢かも」


「も〜!しっかりして志緒ちゃんっ」


「なになになに!?なんの話っ!?」



わっ…!!

そこで背後から突進してきた女子生徒を見て、また私は深く考え込んでしまう。



「ひろおか…せんぱい、」


「えっ、先輩ってなに!私たちは同い年ですがな!!」


「そう……だった」



オタク気質で何かあるたびにメッセージを送ってくる、ちょっと面倒な先輩だったはずが。

彼女も私と毎日こうしてつるんでいるクラスメイトだと。


ぐちゃぐちゃだった新しい世界が、私のなかで徐々にひとつに重なりあっていく。