1945年、君を迎えに行く。





「わかって……たんだ…、こうなるって…」



救急車に運ばれて、一命は取り留めた。

心拍数も発作も落ち着いて酸素マスクを付けた友達の声に、ベッド脇で力なく見守っていた私はハッとする。



「……黙ってて…悪かった…」


「…そんなの怒ってない。謝らなきゃいけないのは……私だよ」



時間を狂わせて、運命を狂わせて、神様に逆らって。

そうとしてまでも私はサイコロを捨てたくないと思っている。


まだ「二」と「一」があるなら、その希望に懸けたいと思っている。


こんなこと、友達であるあんたに言えるかってんだよ。

目の前で命を懸けて苦しんでいる鳥海 隼人に……言えないよ。



「向こうの鳥海も、未来に来て病気を治したかったって…言ってた」


「……そう、か。どこの俺も…俺なんだな」



隼人はしばらく入院になり、私はまた考えることが増えてしまった。

自分の気持ちひとつで動けないことにここまで躓くなんて。