1945年、君を迎えに行く。





こういうときは男同士のほうがいいかもしれないと、私は隼人にお願いをした。

レオに見つからないようにもう少し離れた場所から見守っていよう。


そう足を動かそうとすると、コトンッと落ちたサイコロはちょうど街灯の真下。



「………え…、」



どうして気づかなかったんだろう。

どうして、なんで……?



「数字が……消えてる……」



漢数字の「三」が、消えている。

残った「二」と「一」は今までどおり表記されていて、なにか手遅れなものを見つけてしまったかのように心がざわついた。


「二」と「一」もいずれは消えてしまうというのか。


それが、時空を超えるリミットを表しているのだろうか。

すべて消えてまっさらになるとは、どんな状況になったときなの。



「ッ!!志緒……!」



光が放出することもなく、私の姿はそこに無かったという。