美人秘書はCEOのお気に入り

キッチンもサラの使いやすいように変えていいと言ってくれるのだが、もう十分広くて使いやすいのでどう変えていいかもわからず、今のままで十分だと言ってお料理を楽しんでいる。

高性能なオーブンがあるのでお菓子作りもサラの趣味の一つになった。

休みの日にはずっとキッチンに籠っているサラに痺れを切らして、ローランドがサラを攫いに来る。

そうして二人で裏庭にでてガーデンチェア―に座ったローランドの膝の上で、サラは甘やかされてしまうのだ。

ローランドに抱かれて眠るようになったある夜。

サラはシルクのネグリジェに揃いのガウンを羽織り主寝室のフランス窓を開けてベランダに出ていた。

今日は満月で月に照らされた湖面がゆらゆらと揺れている。サラはここからの湖の眺めが大好きなのだ。

昼の湖も夜の湖も表情が違って一つとして同じ景色はない。

四季の表情も豊かで自然と暮らす幸せを感じさせてくれる。

お風呂上がりの火照った体に丁度いい風が湖から吹いてきてサラの長い髪をもてあそんでいる。

仕事を終えてシャワーを浴びたローランドがガウン一枚を纏ってサラを後ろから抱きしめた。

サラはローランドの腕の中でくるっと回ってローランドに向かい合うと、裸のローランドの背中に手を回して胸に頬を摺り寄せた。

「どうした?今日は甘えん坊のサラだな」

「ローの身体が大好き。厚い胸板に割れた腹筋、贅肉なんかどこにもない彫刻のような体。ニューヨークの元カノたちが忘れられないのもよくわかるわ」

サラがローランドの胸に頬スリしながら言うと、声を上げて笑った。

「サラは僕の体が目当てだったんだな?でも、いつまでその元カノ話で虐めるんだ」

「ふふ、そういう訳じゃないわ。この体はもう誰にも触らせないでね。私だけの物なんだから」

サラは、ローランドの胸に顔をうずめて、”う~ん、素敵”とため息をついた。

「じゃあサラの大好きなこの体で奉仕させて頂こう」

そう言うとサラを横抱きにしてベッドルームに連れ去っていった。