美人秘書はCEOのお気に入り

もう、ゆっくりのお試し期間は終了だ。

今日からはキスのその先に進むと言われているので、サラも覚悟はしてきた。

母の悲惨な死の後男性に苦手意識を持ち触れられるのが恐怖になってしまっていたので28歳になったいまもサラは処女なのだ。

来月には29歳になるこの年で処女なんて恥ずかしくて誰にも言えない。

ローランドは知っているけどサラの初めてを全部もらえる自分は幸せだと言ってくれる。

メイドが二人で手伝ってくれたので、夕方には荷物も整理し終えて久しぶりに和食を作ろうと思う。今日はシェフもお休みなのだ。

ローランドが好きな三食弁当に、温サラダと豆腐の味噌汁を作ろうと思っている。

三食弁当とは合い挽きミンチを炒めて甘辛く味をつけて漆の丸いお弁当箱にご飯を入れてその上に刻みのりを敷いて合い挽き肉を乗せ錦糸卵ときゅうりを千切りしたものを乗せて上に紅しょうがをみじん切りにした物をさっと振りかける。

見た目も華やかでちょっとしたお祝いの席にぴったりなのだ。ローランドは豆腐の味噌汁も大好物だ。

この家は2階に居室が6部屋ありそれぞれにバス、トイレが完備されている。各部屋もツインベッドが入っていて、ゆったりとしている。

そして1階にはリビング、ダイニング、キッチンと40㎡はある主寝室にはひろいWCL〈ウオークインクローゼット〉がありソファーセットも置いてある。

1階にはジムやムービールームに娯楽室そして会議室もある。

ここでも仕事の会議ができるようになっているのだ。

ローランドの書斎も主寝室の隣にあってその隣がサラの部屋になっている。

普段の生活は1階と中2階の寝室で事が足りる。

本当に広い邸宅でお掃除や家事を担当する住み込みのメイドが2名に通いのメイドが2名庭師も通いで2名いる。

警備員は表門に詰め所兼仮眠室もあるそこに日中は2名夜間は3名の警備員がおり、常に敷地内を巡回している。

1階の主寝室は柔らかいグレーとベージュの色で統一されていて、壁には腰にモールが回してある。

落ち着いた優しい雰囲気の部屋だ。

サラが好きそうだからと、キラキラのシャンデリアもつけてくれた。

天井にメダリオン(シャンデリアの基部を隠す飾りのモール)迄つけて…ヨーロッパのホテルのスイートルームのようだ。

大きな3人掛けのソファーと一人掛けのソファーは猫足でシャビーシックな雰囲気のあるもので、オフホワイトのそのソファーをサラはとても気に入っている。

ローランドがいない夜はこのソファーに座って本を読んだり大きなテレビで映画を楽しんだりしていて、眠ってしまう事もよくある。

一人掛けのソファーはサラの身体がすっぽり収まる大きさで、ローランドの腕の中にいるようで安心する。

ローランドにはなぜ3人掛け用の大きな方を使わないのかといつも言われるのだが、このソファーがお気に入りなのだ。

主寝室のWCLはとても大きくてローランドのスーツや洋服やネクタイにバックや時計のコレクションを置いているガラスケースなどもゆったりと収納されている。

主寝室、書斎、サラの部屋は1階と2階の間の中2階にある。

バルコニーからの見晴らしもいいし、ワシントン湖の夕陽も楽しめるのだ。

主寝室とサラの部屋とローランドの書斎ともバルコニーでつながっている。とても大きなバルコニーなのだ。

半地下になった所にはジムもある。

ローランドの美しい彫刻のような体は努力なしには作られないのだと一緒に暮らすよ言うになってわかった事だ。

ただ、ローランドは筋トレや有酸素運動が好きなので、体を動かす事は苦ではないらしい

サラはどちらかというと、機械で体を鍛えるより夏にはプールで泳いだり、母譲りなのだろうこの頃は庭の手入れをして体を動かす方が好きだ。

2階には、ナッテイ家の双子の為に二人の好きな色、ピンクとオレンジで整えた可愛い部屋がある。

ローランドが二人の為にインテリアコーデネーターに指示して作らせたのだ。

ベッドは真っ白でそれぞれピンクとオレンジのベッドカバーがかかっている。

現在3歳のロランがもう少し大きくなったら彼の部屋も必要になるかもねとローランドと話している。

サラはこの大きな家が大好きだが、ローランドがいない日はメイドも自分たちの別棟に下がってしまうと一人になるのでまだ慣れない