美人秘書はCEOのお気に入り

今までサラの男性不信というトラウマに遠慮してサラに触れられなかったストレスが一気に雲散したようだ。

3年以上も我慢したのだ、箍が外れるのは仕方がない…

ケンドーに言わせると、そんなに長い間想いを拗らせているローランドがヘタレすぎるらしい。

膝の上に座らせたサラをぎゅうぎゅう抱きしめ、話の間にも顔じゅうにキスを落とすローランドにサラも呆れてしまったが、でも嬉しいと思ってしまう自分が恥ずかしい。

これがプライベートジェットという事で可能な事なのだ。

ボデイガード達も別の空間にいる。飲み物などをお世話をしてくれるアテンダントの男性も、離陸前におしぼりや飲み物を持ってきてくれたあとは姿を見せない。

全くの二人だけの空間になっている。

座席は2人並んで座れるくらい広いしゴージャスだし、この空間には3席しかない。

ここはビィステイモアグループ総帥の専用のスペースらしい。

その他に会議や食事ができる10人くらい座れる大きなテーブルとL型のふかふかのソファーもある。

その後ろには座席が10席この座席は20席まで増やせるそうだ。

そんな完全なプライベートジェットだ。

びっくりすることにシャワー室もあるのだ。

時々航空会社のプライベートジェットや定時運航便のファーストクラスも利用するようだが、たいていは総帥のスケジュールに合わせて飛ぶ総帥専用のジェットとなっている。

着陸が迫りシートベルトサインが出るとローランドは仕方なく隣の座席にサラを抱きかかえたまま座らせて、シートベルト迄つけてくれる気の使いようだ。

またどこかに行かれては困るという事だが、この空の上からどこに行けると言うのか教えてほしいものだと、サラはジト目でローランドをにらんだ。

でも、そんなサラは可愛いだけで全然迫力に欠けると鼻で笑われた。

手は恋人つなぎで繋がれたまま空港についても、ぴたっとくっ付いて離れない。