美人秘書はCEOのお気に入り

ハリーの裏切りはビィステイモアグループに膨大な損失をもたらしたのだ。

その上業務上背任や機密漏洩の刑事的な罪もある。

ハリーは何とかローランドを見返したかったのだと言った。

いつも、威圧的なローランドにもっと自分を大事にしなかったことを後悔させたかったのだと…

自分はビィステイモア家の親族なのにローランドの姉の夫なのにその待遇はひどいといつも思っていたそうだ。

そこにウイステリアの昇格で北米地区の統括は実質ウイステリアが管理するようになり、自分はただお飾りの社長という事になった。

それが我慢できなかったと言った。

ローランドは呆れてしまって何もいう気はなかった。

自分の実力を見もしないで他者の所為にする。

そんなハリーに嫌気がさしたが、ナッテイに後は自分で決めろと言った。

だが、相手の会社を訴えることは決まっているのでハリーの罪を見逃すことはできないし、損害は3000万ドルは下らない。

相手側にいくら出させることができるかわからないが、ハリーが生涯返済していかなくてはいけない金額にはなるだろう。

2人で背負っていくのも離婚するのもナッテイの決断を尊重すると言った。

それでもハリーと一緒にいるなら、ビィステイモア家とは縁を切ってもらう、それだけは覚悟してほしいと通告した。

ナッテイはすべて受け入れた。

多分本人は決断しているのだろう。

でも子供達がいるのだ、今は8歳になった双子と3歳の長男の3人の子供がいるのだ。

双子には黙っている訳にはいかないだろう。

どちらにしてもきちんと説明してやる必要がある。

頭のいい子達なのだ。話せば理解するだろう。

その過程でローランドが悪者になってもいいと思っている。

とにかくガラマンド家の事は、ナッテイに任せるしか仕方がない。

ビィステイモアグループに関しては情状酌量するつもりはないと部下達にははっきり伝えたので、その方向でもう動き出しているのだ。