美人秘書はCEOのお気に入り

その後はブリテッシュコロンビア州議事堂の素晴らしい建物を見に行ったら、ちょうどツアーが始まる時間帯だったのでツアーに参加して中までツアーコンダクターの説明付きで見学ができた。

結構時間がかかりもうホテルではチェックインができる時間になったので、ホテルに向かう事にした。

母が絶賛していたアビゲイルホテルは三角屋根の可愛い外観のホテルだった。

壁や窓周りに装飾が施されていてスイスの山小屋のようなステキなホテルだ。

部屋に荷物を置くと花が美しく咲いている庭を見に行った。

あちこちで写真を撮り花に焦点を当ててバックにホテルも写し込んで撮った一枚は自分ながら満足のいく物になった。

両親はサラが大学3年生の時にニューヨークで亡くなった。

父はブロンクスの公園で刺殺されているのが見つかった。だが、母の姿は無かったのだ。

ニューヨーク市警から父が亡くなった事とこちらに来て確認をしてもらいたいと連絡が来た。

その時に母の写真を持ってくるように言われて、叔母の由美に付き添われてニューヨークの警察に行った。

担当の警察官はとても優しい人だった。モルグまでサラと由美を案内してくれて色々親身になってくれた。

ホテルまで紹介してくれたのだ。

母が行方不明になっていることはその時に知らされた。

母の写真を見て売り飛ばされるか、そう言う組織につかまっているのかもしれないと言っていた。母はとても美人だったのだ。

ニューヨーク市警のモルグで変わり果てた父と対面して泣き叫ぶサラを支えてくれたのは由美だった。

父の遺体は火葬にして遺灰だけを持って帰る事になった。

遺体を飛行機で持って帰るのにはかなり高額な費用が掛かるのだ。

火葬にするにも3日待たなくてはいけなかった。

サラは今になってもその当時の記憶があいまいでどうやって火葬の手続きをしたのかもどう過ごしたのかも思い出せない。