「その頃から女遊びを始めたんだ。パーテイなんかの招待状が引きも切らなかった。それに連れて行くのにそんな女たちを利用したんだ。見た目が良くて貪欲な女達だ。女優やモデルはローと噂になりパーテイにエスコートされるだけで拍がついた。どちらもお互い様の関係だったんだ。だから3ケ月続いたら長い方だった。とっかえひっかえ来るもの拒まず去る者追わずと言う感じだったな。でもそれも2年もしないうちにローはそんな自分に嫌気がさしたんだろう。母親もそんなローのプレイボーイぶりを心配してうるさく結婚しろというようになったんだ。だから、ローモアカンパニーを作ってシアトルに逃げ出したんだ。ローは海や船や湖が好きなんだよ。昔から…」
「そうなんですね。その中に本気になる方はいなかったんですか?皆さん本当に綺麗で優雅でローランドと並ぶとお似合いですよね。まるで絵画ののようです」
「本当にそう思ってるの?ロー自信を見ている女なんていないよ。ローの地位とお金に群がってるだけさ。ローもそれが分かってるから無駄な遊びは辞めたんだろう。それより海運業や貿易の仕事が面白くなったんだろうな、サラも居るし…」
「私?私なんかただの秘書でローランドについていくのが精いっぱいなんですよ」
そう言って寂しげに笑うサラの泣きそうな顔を見てケンドーはローランドにこの顔を見せてやりたいと思ったのだった。
サラはニューヨークに来るようになって自分の気持ちに気付いたのだ。
そしてローランドとの超えられない高い壁にも気づかされた。
初めて知った恋はすぐに壁に当たって砕けた。
元カレ達の猛烈なアプローチに辟易しながらも優しいローランドは決して彼女たちを無碍には扱わない。
2人がハグしたり別れ際に軽いキスをしたり、ローランドにさりげなく触れる彼女たちに対してもやもやした気持ちを抱くのが、嫉妬だと気付いた時には唖然とした。
寄り添う二人の美しい姿に嫉妬する自分のバカさ加減に呆れる。
どうしたって何をしたってサラがローランドの隣に立てるはずがない。
ただできる秘書として一歩控えて立っていられるだけなのだ。
だから、できる秘書を極めるしかサラにはローランドの隣に居られる術はなかった。
「そうなんですね。その中に本気になる方はいなかったんですか?皆さん本当に綺麗で優雅でローランドと並ぶとお似合いですよね。まるで絵画ののようです」
「本当にそう思ってるの?ロー自信を見ている女なんていないよ。ローの地位とお金に群がってるだけさ。ローもそれが分かってるから無駄な遊びは辞めたんだろう。それより海運業や貿易の仕事が面白くなったんだろうな、サラも居るし…」
「私?私なんかただの秘書でローランドについていくのが精いっぱいなんですよ」
そう言って寂しげに笑うサラの泣きそうな顔を見てケンドーはローランドにこの顔を見せてやりたいと思ったのだった。
サラはニューヨークに来るようになって自分の気持ちに気付いたのだ。
そしてローランドとの超えられない高い壁にも気づかされた。
初めて知った恋はすぐに壁に当たって砕けた。
元カレ達の猛烈なアプローチに辟易しながらも優しいローランドは決して彼女たちを無碍には扱わない。
2人がハグしたり別れ際に軽いキスをしたり、ローランドにさりげなく触れる彼女たちに対してもやもやした気持ちを抱くのが、嫉妬だと気付いた時には唖然とした。
寄り添う二人の美しい姿に嫉妬する自分のバカさ加減に呆れる。
どうしたって何をしたってサラがローランドの隣に立てるはずがない。
ただできる秘書として一歩控えて立っていられるだけなのだ。
だから、できる秘書を極めるしかサラにはローランドの隣に居られる術はなかった。



