美人秘書はCEOのお気に入り

由美に相談すると“ラーメンは良いわね“と言ってくれたので、サラはラーメン屋で考えてみることにした。

日本人の感覚だと、ラーメンは朝食と昼食の間や昼食と夕食の間もちろん昼食にも夕食にもOKだ。

つまりいつでも食べるオールマイテイな軽食という感じなのだと由美は言っていた。

だから、船の中で昼食や夕食以外の時間にも食欲をそそるラーメンはうってつけではないかと思ったのだ。

昼食や夕食の時にはご飯や餃子などもオーダーできるといいかもしれない。

この船の中でしか食べられないラーメンを考案することになった。

しかし開発を頼めるのはサラには由美しかいない。由美が頼りだ。

一応CEOに根回しはしておいて会議でラーメンの提案書を提出してメンバーの意見を聞いた。

全員一致で賛成を貰えた。

サラは内心でガッツポーズをした。

自分の提案がプロジェクトチームで了承を貰えると言う経験はサラには初めてで、とても気持ちが高揚した。

サラは由美に協力を依頼することをCEOに了承を得て、由美に連絡を取る事にした。

ローランドは充分な開発費を支払う用意があると言ってくれたので安心して由美に話した。

忙しい由美に頼むのは気が引けたが、由美しか頼む人がいないのだ。

もし由美に余裕がないと言われたら誰か紹介してもらうつもりだった。

でも由美は面白そうと言ってラーメンの汁を考案してくれる事になった。

麺はシアトルでも手に入る。

問題は汁だ、由美は醬油と味噌と豚骨の3種類を考案すると言った。

そしてそのラーメンが出来上がった時、ローランドとサラはロスの由美のレストランに向かった。

レストランが休みの日に由美はパートナーのリカルドと一緒にレストランで待っていてくれた。