美人秘書はCEOのお気に入り

本当の所はよくわからないけれど…とにかく荷物はここに持ってこなくちゃいけないのはわかったサラだった。

マックに事の顛末を離したら了承してくれたので、荷物をまとめてCEOの執務室に向かった。

マックには翻訳や契約書を作成するときにはお願いすると言われ“もちろんです“といっておいた。

午前中はCEOに仕事の説明を受け秘書業務を開始したサラは、まずCEOのスケジュール管理はどのようになっているかを確認した。

CEOは自分のスケジュールをサラと共有してくれた。

2週間後にはニューヨークに行くようになっている。

そして明日は、フェリーの就航に伴う話し合いが市庁舎でポートピア管理委員会との打ち合わせが入っている。

CEOは昼食を食べながらシアトル・ビクトリア間のフェリーについて話そうと、7階のレストランから今日の定食を2つデリバリーしてもらうようにサラに命じた。

「CEOは、お肉かお魚どちらの定食にされますか?」

「サラは?」

「私は今日はお弁当を持ってきているんです。どうしても和食が食べたくて昨日は和食をたくさん作ったので今日はお弁当にしました」

「えっ、お弁当? それってどんなの?見たい」

まるで子供の様な事を言うCEOに苦笑しながら

「そんな大層なものではありません。ライスボールと卵焼きや野菜の煮物にから揚げとウインナーが入っているだけです」

「まず僕は魚の方の定食をデリバリーしてもらって、サラのお弁当を見てみたい」

「ええっ、そんなお見せできるようなものじゃないですよ。昨日の余りを詰め込んだだけなんですから」

「じゃあ、僕の定食と取替えるのはどう?お弁当食べてみたい」

なんとCEOの好奇心は半端ない。

こんな庶民の食事にそんなに関心を持ってもらっても…

レストランからワゴンで定食とデザートと珈琲がポットで届く。

水のペットボトルは執務室の冷蔵庫にたっぷり入っている。

デザートが二人分ちゃんとワゴンに乗っていてサラは嬉しくなった。