美人秘書はCEOのお気に入り

双子のナナとベラは、屈強なボデイガードがお気に入りで、それぞれ両腕にぶら下がってぐるぐる回してもらって喜んでいる。ボデイガードも大変だ。

彼らは10名体制でローランドのボデイガードをしてくれている。

全米に5カ所、バンクーバーにも支店を持つ警備会社でニューヨークに本社がある。この警備会社もビィステイモアグループに属している。

ローランドは人混みが好きではない。バスやタクシーも乗ったことは無い。

いつも移動は運転手付きの車か、飛行機やニューヨーク市内ではヘリコプターで移動する。もちろん自前の…

次の日はニューヨークから乗ってきたプライベートジェットでビクトリア空港まで行って、そこからは、警備会社のローランド専用の車で行く事になる。あらかじめそのように車をビクトリア空港まで移動させているのだ。

ブッチャートガーデンに着いたのが丁度昼頃だったので、双子がお腹が減ったと騒ぐのでまずは、ダイニングに向かった。

ここではほとんどの人がアフタヌーンティーを頼んでいるようなのでローランドも双子もボデイガード達も、皆アフタヌーンティーを頼んだ。

そんなに甘い物ばかりではなかったので、まあ無難なチョイスだったと思ったのだが、ボデイガードの前にある3段トレーのスリーテイアーズが似合わなさ過ぎて思わず笑ってしまいそうになった。

いつもならボデイガードと同じテーブルには着かないのだが、双子が一緒に食べようと煩く言ったので同席をさせているのだ。

本来はこんなに近くにいるとかえって周りが見えなくて死角を作ってしまう事になるので彼らも嫌がるのだ。

ボデイガードは一人はすぐ近くにもう一人は少し離れて場所全体を見まわしている。

双子は、三段のトレイを見てわ~っと言って感激している。

一応下から順に食べるのがマナーだという事は教えておいた。母親のナッテイは結構礼儀作法に厳しいのだ。

アフタヌーンテイーを頂きながらボデイガードにあれやこれやと話しかけて楽しんでいるようなので、ローランドは周りを見回して、人間観察をしていた。