美人秘書はCEOのお気に入り

ローランドはその秘書を今ポジションが空いている副社長に任命して地区統括の実際の指揮も取るように、指揮権を与えるとともに昇格させたのだ。

それをただ1回の会議で決定し実行に移す総帥の洞察力と決断力と行動力人を見抜くカリスマ的な能力に、ローランドが総帥となった後もサポートに尽くすニューヨークのビィステイモアグループの副社長で総帥の第一秘書でもあるケンドーは、いつもの事ながらわが主のすごさを尊敬のまなざしで見つめていた。

ケンドーの実家コモンズ家は、ビィステイモア家の縁に連なる家で代々ビィステイモア家の執事や家令、仕事面では秘書等としてビィステイモア家の当主の近くで仕えている。

実際ケンドーの父親は、ニューヨークのビィステイモア家の本宅で家令としてビィステイモア家の内も外もほとんど仕切っている。

前総帥の秘書でもあったのだ。

家政に関しては妻が仕切っていて、二人は本宅の敷地内に家を建ててもらって住んでいる。

ケンドーもその家で生まれ育った。家と言ってもかなりの屋敷だ。

そこでローランドと一緒に学校にも通ったしいつも裏庭や森で遊んだものだ。

ローランドはケンドーの2歳下なのだが、中学校、高校の時にローランドは飛び級をして大学に入るときには同じ学年になっていた。

ローランドは誘拐などの被害を警戒しなければならずいつもボデイガードがついていたので、友人の家に遊びに行く事なんてできなかったから、ケンドーが唯一の友人で親友で学友だった。

ケンドーはローランドが大好きだったのでそれを嫌だと思ったことがなかった。

自分は大人になったらローランドの為に働くのだとずっと思っていた。

そうして今もそれに不満なくビィステイモア家とビィステイモアグループに忠誠を誓っている。

給料もそこいらの社長より多くもらっているのだ。何の不満もない。ローランドには心酔している。

彼には愛する人を見つけて幸せな家庭を持ってほしいと思っている。

ケンドーはローランドが結婚するまでは自分は結婚しないと決めている。

結婚しようと思っている女性はいるのだが、自分が先に結婚するのは違うと思っているのだ。

ビィステイモア家の個人資産の不動産も各自の名義でかなりあるのでその管理も大変なものだ。

それを一手に引き受けているのがケンドーの父親だ。

4年前に亡くなったローランドの父親前総帥の遺産管理も行っているのだが、その整理もやっと70%が終わった所だと先日会ったときに言っていた。

前総帥没後もう4年がたっているが、父親によるとあと2~3年はかかるらしい。

ローランドとの相談でビィステイモアグループに引き継がせるかどうするかというものが、かなりあるらしく父親はローランドがニューヨークに来るのを待ち構えている。