沈黙が落ちる。
殿下は目を伏せ、深く考え込んだ。
(怒られるなら、それでもいい)
俺はそう思っていた。
言うべきことを言っただけだ。
やがて。
「……なるほどな」
殿下は顔を上げ、静かに言った。
「確かに、ティアナらしい」
その声には迷いがなかった。
「ローゼとスーザには、国外への静養命令を出す。
二度と、王都の政治に関わらせない」
即断。
王族の決断の重さが、そのまま言葉に乗る。
「刺客は――」
拘束された男へ視線を向ける。
「処刑はしない」
「だが、身分を剥奪し、
以後、王国で剣を取ることを禁ずる」
「監視付きで生かす」
男が、驚愕に目を見開く。
「……感謝しろ」
冷たく、だが揺るぎない声。
「それは、ティアナの望みだ」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が熱くなった。
(……この人)
(お嬢さんの“優しさ”を、ちゃんと理解してる)
「レオ」
ディラン殿下が、こちらを見る。
「よく伝えてくれた」
「……はい!」
俺は堂々と頭を下げた。
(お嬢さん)
(ちゃんと守られます)
殿下は目を伏せ、深く考え込んだ。
(怒られるなら、それでもいい)
俺はそう思っていた。
言うべきことを言っただけだ。
やがて。
「……なるほどな」
殿下は顔を上げ、静かに言った。
「確かに、ティアナらしい」
その声には迷いがなかった。
「ローゼとスーザには、国外への静養命令を出す。
二度と、王都の政治に関わらせない」
即断。
王族の決断の重さが、そのまま言葉に乗る。
「刺客は――」
拘束された男へ視線を向ける。
「処刑はしない」
「だが、身分を剥奪し、
以後、王国で剣を取ることを禁ずる」
「監視付きで生かす」
男が、驚愕に目を見開く。
「……感謝しろ」
冷たく、だが揺るぎない声。
「それは、ティアナの望みだ」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が熱くなった。
(……この人)
(お嬢さんの“優しさ”を、ちゃんと理解してる)
「レオ」
ディラン殿下が、こちらを見る。
「よく伝えてくれた」
「……はい!」
俺は堂々と頭を下げた。
(お嬢さん)
(ちゃんと守られます)



