そう思ったのも束の間で…
「そういえばさ、ここだけの話 ジョルジュ陛下、ティアナ様を推してるらしいぞ」
(……それは違う)
胸の奥で、即座に否定する。 あの人は“推している”んじゃない。 利用するつもりなだけだ。
「へぇ……。 でも、あの陛下がなぁ」
「噂はあるよな。 夜な夜な、地下で実験してるとか」
「息子のガイル様の件も、正直よくわからないしな」
さらに声が落ちる。
「北側だったか…… あの辺の部屋に入ったやつ、何人か行方不明になったって話、聞いたことないか?」
「あるある。 あれ、わりと噂じゃ済まない気がするんだよな」
「ああ…… 何か秘密を知られて、口封じとか……」
「……怖い怖い。 やめようぜ、この話」
「そうだな」
「お前たちも気をつけろよ」
「はい」
私達は頷いた。
そこで会話は、ぷつりと途切れた。
(実験、か)
内心で、その言葉を反芻する。
――あながち、間違ってはいなさそうだ
「そういえばさ、ここだけの話 ジョルジュ陛下、ティアナ様を推してるらしいぞ」
(……それは違う)
胸の奥で、即座に否定する。 あの人は“推している”んじゃない。 利用するつもりなだけだ。
「へぇ……。 でも、あの陛下がなぁ」
「噂はあるよな。 夜な夜な、地下で実験してるとか」
「息子のガイル様の件も、正直よくわからないしな」
さらに声が落ちる。
「北側だったか…… あの辺の部屋に入ったやつ、何人か行方不明になったって話、聞いたことないか?」
「あるある。 あれ、わりと噂じゃ済まない気がするんだよな」
「ああ…… 何か秘密を知られて、口封じとか……」
「……怖い怖い。 やめようぜ、この話」
「そうだな」
「お前たちも気をつけろよ」
「はい」
私達は頷いた。
そこで会話は、ぷつりと途切れた。
(実験、か)
内心で、その言葉を反芻する。
――あながち、間違ってはいなさそうだ



