王国創立記念式典。
そして、騎士団合宿1日目。
私は――男として、ここに潜入している。
「セナ、私じゃなくて……、俺のことは……そうだな。ソラって呼んでくれ」
「それはまた、小説の主人公みたいな名前ですね」
「小説でヒロインとうまくいかなくて病んだ挙げ句、怪物になって討伐される役なんだけどな!」
「……相変わらず物騒ですね」
セナは小さくため息をついた。
「みんなも気をつけて。俺は“ソラ”だからな」
「了解です」
「わかった」
アレンとロベルトも素直に頷く。
広場には、各地から集結した騎士団がぎっしりと並んでいた。
鎧のきしむ音、号令、剣が風を裂く音――すべてが本気そのもの。
走り込み。
筋力訓練。
延々と続く素振り。
――これは、すごい。
さすが王国直属の騎士団。
どれも実戦を想定した、容赦のないメニューばかりだ。
(これ、本気でうちにも取り入れたいな……)
感心しながら、ふと隣を見る。
「……き、きついです……」
赤銅色の髪が、完全にしおれている。
顔色も悪く、今にも倒れそうだ。
「確かに厳しいが……少しだらしないぞ」
ロベルトが苦笑しながら、彼の肩を軽く叩く。
「う、訓練内容が想像以上で……」
そして、騎士団合宿1日目。
私は――男として、ここに潜入している。
「セナ、私じゃなくて……、俺のことは……そうだな。ソラって呼んでくれ」
「それはまた、小説の主人公みたいな名前ですね」
「小説でヒロインとうまくいかなくて病んだ挙げ句、怪物になって討伐される役なんだけどな!」
「……相変わらず物騒ですね」
セナは小さくため息をついた。
「みんなも気をつけて。俺は“ソラ”だからな」
「了解です」
「わかった」
アレンとロベルトも素直に頷く。
広場には、各地から集結した騎士団がぎっしりと並んでいた。
鎧のきしむ音、号令、剣が風を裂く音――すべてが本気そのもの。
走り込み。
筋力訓練。
延々と続く素振り。
――これは、すごい。
さすが王国直属の騎士団。
どれも実戦を想定した、容赦のないメニューばかりだ。
(これ、本気でうちにも取り入れたいな……)
感心しながら、ふと隣を見る。
「……き、きついです……」
赤銅色の髪が、完全にしおれている。
顔色も悪く、今にも倒れそうだ。
「確かに厳しいが……少しだらしないぞ」
ロベルトが苦笑しながら、彼の肩を軽く叩く。
「う、訓練内容が想像以上で……」



