正面玄関まで戻ると、
「あっ。お嬢さーん、雪ですよ!」
楽しげな声が響く。
……と思ったら。
「って、殿下! あ、仲直りしたんですね!」
一瞬で状況を察するその観察力、今はいらない。
「ちっ。なんだ、仲直りしたのか」
テオがわざとらしく舌打ちする。
「ちょっと、テオちゃん!よかったじゃない」
ルイが肩をすくめてなだめた。
「とりあえず、中でお茶にしましょう」
「ええ、用意します」
場をまとめるようにユウリが声をかけ、アリスも頷く。
その言葉に、張りつめていた空気がようやく緩んだ。
アレンとロベルトは事情を深く聞くこともなく、ただニコニコと笑っている。
そして――
セナが、誰にも気づかれないように、そっと息を吐いた。
その横顔を見て、私もようやく肩の力を抜いた。
「あっ。お嬢さーん、雪ですよ!」
楽しげな声が響く。
……と思ったら。
「って、殿下! あ、仲直りしたんですね!」
一瞬で状況を察するその観察力、今はいらない。
「ちっ。なんだ、仲直りしたのか」
テオがわざとらしく舌打ちする。
「ちょっと、テオちゃん!よかったじゃない」
ルイが肩をすくめてなだめた。
「とりあえず、中でお茶にしましょう」
「ええ、用意します」
場をまとめるようにユウリが声をかけ、アリスも頷く。
その言葉に、張りつめていた空気がようやく緩んだ。
アレンとロベルトは事情を深く聞くこともなく、ただニコニコと笑っている。
そして――
セナが、誰にも気づかれないように、そっと息を吐いた。
その横顔を見て、私もようやく肩の力を抜いた。



