「違うよ。俺も同じだよ。
俺はさ、ここに住む大勢の人達よりも……たった一人の君の笑顔の方が大事なんだ」
その言葉は、夜風よりもずっと温かくて、
胸の奥にまっすぐ落ちてくる。
「それは……」
「国王としてあるまじきだろ?」
「そうかも」
「だからいいんだ。
俺自身、君を言い訳にして兄に丸投げしたんだから。
やりたくなくてね」
その言い方があまりに自然で、思わず笑ってしまう。
「……だからお互いさまということにしょう」
ほんと、この人は。
その時――
パァーン、と夜空に大きな音が響いた。
「花火?」
「ああ。ここからならよく見える」
夜空に咲く光の花。
色とりどりの光が、ディランの横顔を照らす。
「綺麗ですね」
「ああ」
その短い返事が、妙に優しい。
「ティアナ」
「はい?」
「この先も……俺と一緒にいてくれるか?
ティアナのこともティアナの大切な人達も大事にする。
これからもっと強くなるよ」
胸がぎゅっとなる。
真っ直ぐすぎる言葉。
「はい」
その瞬間、ディランがふっと笑った。
「まあ、嫌だと言っても、離す気はさらさらないがな」
しれっと言うその声に、思わず肩が震える。
スッと手が伸びてきて、花火の音とともに、唇が重なった。
夜空の光が弾けるたびに、ディランの温度が近くなる。
「ティアナ……愛してる。
俺は、君を逃さないから……そこは覚悟してくれ」
その言葉は、花火よりも眩しくて、胸の奥に深く刻まれた。
「…もうとっくに覚悟できてますよ」
そういうと、ディランは嬉しそうに目を細める。
私だって同じ気持ちだ。
俺はさ、ここに住む大勢の人達よりも……たった一人の君の笑顔の方が大事なんだ」
その言葉は、夜風よりもずっと温かくて、
胸の奥にまっすぐ落ちてくる。
「それは……」
「国王としてあるまじきだろ?」
「そうかも」
「だからいいんだ。
俺自身、君を言い訳にして兄に丸投げしたんだから。
やりたくなくてね」
その言い方があまりに自然で、思わず笑ってしまう。
「……だからお互いさまということにしょう」
ほんと、この人は。
その時――
パァーン、と夜空に大きな音が響いた。
「花火?」
「ああ。ここからならよく見える」
夜空に咲く光の花。
色とりどりの光が、ディランの横顔を照らす。
「綺麗ですね」
「ああ」
その短い返事が、妙に優しい。
「ティアナ」
「はい?」
「この先も……俺と一緒にいてくれるか?
ティアナのこともティアナの大切な人達も大事にする。
これからもっと強くなるよ」
胸がぎゅっとなる。
真っ直ぐすぎる言葉。
「はい」
その瞬間、ディランがふっと笑った。
「まあ、嫌だと言っても、離す気はさらさらないがな」
しれっと言うその声に、思わず肩が震える。
スッと手が伸びてきて、花火の音とともに、唇が重なった。
夜空の光が弾けるたびに、ディランの温度が近くなる。
「ティアナ……愛してる。
俺は、君を逃さないから……そこは覚悟してくれ」
その言葉は、花火よりも眩しくて、胸の奥に深く刻まれた。
「…もうとっくに覚悟できてますよ」
そういうと、ディランは嬉しそうに目を細める。
私だって同じ気持ちだ。



