「ティアナ」
振り返ると、ディランが立っていた。
光の反射を受けて、相変わらず眩しいくらいにキラキラしている。
「ディラン」
「素敵な演奏だったよ。さすがだ」
「ありがとうございます」
短い言葉なのに、胸の奥がじんわり温かくなる。
「アラン殿下は忙しそうですね」
ちらりと視線を向けると、
令嬢たちが花のように群がっていた。
「そうだな。
……君たちもよく来てくれたな」
ディランがユウリたちに視線を向けると、
皆が軽く会釈する。
「ティアナ、少し挨拶回りに付き合ってくれるか?」
「はい」
自然と差し出された手に導かれ、
私はディランにエスコートされながらアラン殿下の元へ向かった。
「やあ、ティアナ嬢。よく来てくれたね。
素敵な演奏だったよ」
アラン殿下は相変わらず余裕の笑みを浮かべている。
「ありがとうございます。
……大変そうですね」
「まあね。
弟派か私派かで、水面下で揉めていてね。
急に表に出てきて“私が国王です”なんて言えば、そりゃあ反発もあるさ」
軽い調子で笑うけれど、
その目の奥はどこか鋭い。
「私も、できることがあれば協力します」
そう言うと、アラン殿下は少し目を細めた。
「おや、それは助かる。
君のまとめてくれた資料、見たよ。
わかりやすくて本当に助かった。
……君を王国に置いておきたくなったよ」
「はは、ご冗談を」
「そう聞こえるかい?」
わりと本気の目だ。
こわい。
背筋がひやりとする。
振り返ると、ディランが立っていた。
光の反射を受けて、相変わらず眩しいくらいにキラキラしている。
「ディラン」
「素敵な演奏だったよ。さすがだ」
「ありがとうございます」
短い言葉なのに、胸の奥がじんわり温かくなる。
「アラン殿下は忙しそうですね」
ちらりと視線を向けると、
令嬢たちが花のように群がっていた。
「そうだな。
……君たちもよく来てくれたな」
ディランがユウリたちに視線を向けると、
皆が軽く会釈する。
「ティアナ、少し挨拶回りに付き合ってくれるか?」
「はい」
自然と差し出された手に導かれ、
私はディランにエスコートされながらアラン殿下の元へ向かった。
「やあ、ティアナ嬢。よく来てくれたね。
素敵な演奏だったよ」
アラン殿下は相変わらず余裕の笑みを浮かべている。
「ありがとうございます。
……大変そうですね」
「まあね。
弟派か私派かで、水面下で揉めていてね。
急に表に出てきて“私が国王です”なんて言えば、そりゃあ反発もあるさ」
軽い調子で笑うけれど、
その目の奥はどこか鋭い。
「私も、できることがあれば協力します」
そう言うと、アラン殿下は少し目を細めた。
「おや、それは助かる。
君のまとめてくれた資料、見たよ。
わかりやすくて本当に助かった。
……君を王国に置いておきたくなったよ」
「はは、ご冗談を」
「そう聞こえるかい?」
わりと本気の目だ。
こわい。
背筋がひやりとする。



