背中をタオルでそっと拭う。
「痛くないですか?」
「ああ、大丈夫だ」
ディランの肩から背中へ、ゆっくりとタオルを滑らせていく。
「ねぇ、ディラン。前よりたくましくなりました?」
「お、よくわかったな。実は筋肉増量中だ」
「へぇー」
「君の好みが、レイやセナみたいに“筋肉質”だって聞いたからな」
「あー……まあ」
曖昧に濁す。
少し触ってみたい気持ちが、つい指先に出てしまう。
そっと、背中をなぞるように触れた。
「……テ、ティアナ?」
「あ、ごめんなさい。痛かった?」
「いや。くすぐったい」
その言葉に、思わずディランの背にぴたりと寄り添ってしまう。
「……どうした?」
珍しく声が揺れている。
「あったかいですね」
そう言うと、ディランが顔を赤くしてこちらを振り向いた。
「それは……煽ってるよね?」
「え?」
次の瞬間、ディランに手を取られ、軽くベッドへと横にされる。
押し倒された、というほど強引ではない。
ただ、真正面から見上げる形になってしまい――
(…鍛えている筋肉だ)
包帯の巻かれた傷は痛々しいのに、
それでも彼の体は引き締まっていて、目を奪われる。
そんなことを呑気に考えていると――
「痛くないですか?」
「ああ、大丈夫だ」
ディランの肩から背中へ、ゆっくりとタオルを滑らせていく。
「ねぇ、ディラン。前よりたくましくなりました?」
「お、よくわかったな。実は筋肉増量中だ」
「へぇー」
「君の好みが、レイやセナみたいに“筋肉質”だって聞いたからな」
「あー……まあ」
曖昧に濁す。
少し触ってみたい気持ちが、つい指先に出てしまう。
そっと、背中をなぞるように触れた。
「……テ、ティアナ?」
「あ、ごめんなさい。痛かった?」
「いや。くすぐったい」
その言葉に、思わずディランの背にぴたりと寄り添ってしまう。
「……どうした?」
珍しく声が揺れている。
「あったかいですね」
そう言うと、ディランが顔を赤くしてこちらを振り向いた。
「それは……煽ってるよね?」
「え?」
次の瞬間、ディランに手を取られ、軽くベッドへと横にされる。
押し倒された、というほど強引ではない。
ただ、真正面から見上げる形になってしまい――
(…鍛えている筋肉だ)
包帯の巻かれた傷は痛々しいのに、
それでも彼の体は引き締まっていて、目を奪われる。
そんなことを呑気に考えていると――



