それからというもの、ディランの腕からようやく離れられた私は、自室へ戻った。
部屋に入ると――
「お嬢様!」
「アリス?」
アリスが迷わず私を抱きしめてきた。
「大変でしたね」
「うん。でも、終わったよ」
「はい。お疲れ様でした。……髪、短いですね」
心配そうに私の髪を見つめる。
「そうだね。アリスとおそろいだよ」
アリスの肩まで揃えられた髪を見ながら笑う。
「それは光栄ですね」
アリスもほっとしたように微笑んだ。
「着替えとか色々持ってきましたので、とりあえず身支度しましょうか」
「うん、お願い」
アリスは手際よくバッグから着替えを取り出し、私を手伝ってくれる。
椅子に腰掛けると、アリスがそっと髪をとかし始めた。
「少し毛先がバラバラですね」
「私が何となく揃えたんだけどね」
「そうでしたか」
そんな会話をしていると――
コンコン、と扉が叩かれた。
「ティアナちゃーん、入っていいかしら?」
「どうぞ」
扉が開き、ルイがひらりと手を振って入ってきた。
「あら、アリスちゃんも来てたのね」
「はい、昼頃到着しまして」
「ちょうどよかったわ! ティアナちゃん、毛先整えてもいいかしら?」
ルイがウィンクする。
「お願い!」
「よし、まっかせなさい」
そう言うと、ルイは慣れた手つきで道具を取り出し、パサリ、パサリと迷いなく髪を整えていく。
「さすが、上手だね〜」
「ふふ、ありがとう。エマとサラの髪も私が切ってるのよ」
「そうなんだ」
「これ、迷宮内で切ったのよね? 何で切ったの?」
「あー、これこれ」
私はサッとナイフを取り出して見せる。
「それって、騎士団のみんなからもらったやつ?」
「そう! 切れ味抜群だった」
「ふふ、ほんと、うちのお姫様は頼もしいわね」
「そうですね」
ルイとアリスが顔を見合わせて笑った。
部屋に入ると――
「お嬢様!」
「アリス?」
アリスが迷わず私を抱きしめてきた。
「大変でしたね」
「うん。でも、終わったよ」
「はい。お疲れ様でした。……髪、短いですね」
心配そうに私の髪を見つめる。
「そうだね。アリスとおそろいだよ」
アリスの肩まで揃えられた髪を見ながら笑う。
「それは光栄ですね」
アリスもほっとしたように微笑んだ。
「着替えとか色々持ってきましたので、とりあえず身支度しましょうか」
「うん、お願い」
アリスは手際よくバッグから着替えを取り出し、私を手伝ってくれる。
椅子に腰掛けると、アリスがそっと髪をとかし始めた。
「少し毛先がバラバラですね」
「私が何となく揃えたんだけどね」
「そうでしたか」
そんな会話をしていると――
コンコン、と扉が叩かれた。
「ティアナちゃーん、入っていいかしら?」
「どうぞ」
扉が開き、ルイがひらりと手を振って入ってきた。
「あら、アリスちゃんも来てたのね」
「はい、昼頃到着しまして」
「ちょうどよかったわ! ティアナちゃん、毛先整えてもいいかしら?」
ルイがウィンクする。
「お願い!」
「よし、まっかせなさい」
そう言うと、ルイは慣れた手つきで道具を取り出し、パサリ、パサリと迷いなく髪を整えていく。
「さすが、上手だね〜」
「ふふ、ありがとう。エマとサラの髪も私が切ってるのよ」
「そうなんだ」
「これ、迷宮内で切ったのよね? 何で切ったの?」
「あー、これこれ」
私はサッとナイフを取り出して見せる。
「それって、騎士団のみんなからもらったやつ?」
「そう! 切れ味抜群だった」
「ふふ、ほんと、うちのお姫様は頼もしいわね」
「そうですね」
ルイとアリスが顔を見合わせて笑った。



