ティアナside
ディランの部屋に足を踏み入れる。
ベッドの上で、彼は穏やかに微笑んでいた。
その笑顔を見るだけで、胸の奥がじんわりと温かくなる。
「疲れているのに、呼んですまない」
「いえ……きっとすぐには寝付けなかったので、むしろ良かったです」
「そう言ってくれるなら安心した。……こっちへおいで」
「はい」
ベッドのそばまで歩み寄った瞬間、
ディランの腕が伸び、ぐいっと引き寄せられる。
「あ、あの! 怪我してるのに、大丈夫ですか!」
「大丈夫だよ。むしろ……こうしている方が早く治りそうだ」
「そんなはず……」
「ティアナも言っただろう? “もう離しません”って」
「い……言いましたけど」
「だから、一緒にいよう。今夜……いや、もう夜明けだな」
カーテンの隙間から、紫と青とオレンジが混ざる空がのぞく。
夜と朝の境目の光が、彼の横顔を柔らかく照らしていた。
「なあ……いいだろう?」
甘くとろけるような声。
こんなふうに言われて、断れる人なんているのだろうか。
ほんとに……ずるい。
「……仕方ないですね」
「よし。おいで」
その一言で、腕の力が強くなり、
私はそのままベッドへ引き込まれた。
「あ、あの……」
「ん? どうした?」
「ち、近いです……」
向かい合うように抱きしめられ、心臓が跳ねる。
距離が近すぎて、呼吸の仕方さえ分からなくなる。
「大丈夫。これ以上は何もしないよ。……ああ、でも」
ディランが少しだけ顔を寄せる。
「キスくらいは、いいよね?」
「も、もう……!」
頬が熱くなり、言葉にならない。
そんな私を見て、ディランは嬉しそうに目を細めた。
ディランの部屋に足を踏み入れる。
ベッドの上で、彼は穏やかに微笑んでいた。
その笑顔を見るだけで、胸の奥がじんわりと温かくなる。
「疲れているのに、呼んですまない」
「いえ……きっとすぐには寝付けなかったので、むしろ良かったです」
「そう言ってくれるなら安心した。……こっちへおいで」
「はい」
ベッドのそばまで歩み寄った瞬間、
ディランの腕が伸び、ぐいっと引き寄せられる。
「あ、あの! 怪我してるのに、大丈夫ですか!」
「大丈夫だよ。むしろ……こうしている方が早く治りそうだ」
「そんなはず……」
「ティアナも言っただろう? “もう離しません”って」
「い……言いましたけど」
「だから、一緒にいよう。今夜……いや、もう夜明けだな」
カーテンの隙間から、紫と青とオレンジが混ざる空がのぞく。
夜と朝の境目の光が、彼の横顔を柔らかく照らしていた。
「なあ……いいだろう?」
甘くとろけるような声。
こんなふうに言われて、断れる人なんているのだろうか。
ほんとに……ずるい。
「……仕方ないですね」
「よし。おいで」
その一言で、腕の力が強くなり、
私はそのままベッドへ引き込まれた。
「あ、あの……」
「ん? どうした?」
「ち、近いです……」
向かい合うように抱きしめられ、心臓が跳ねる。
距離が近すぎて、呼吸の仕方さえ分からなくなる。
「大丈夫。これ以上は何もしないよ。……ああ、でも」
ディランが少しだけ顔を寄せる。
「キスくらいは、いいよね?」
「も、もう……!」
頬が熱くなり、言葉にならない。
そんな私を見て、ディランは嬉しそうに目を細めた。



