夜明けが差しはじめ、王宮の騎士団たちが後片付けに追われる中、私とディランは静まり返った王宮へ戻った。
今日はひとまず、王国に泊めてもらえることになっている。
「ティアナ様、お部屋をご用意しております」
レイさんに案内され、侍女たちが用意してくれた湯で身体と頭を洗う。
傷口が痛み、思わず声が漏れた。
「し、しみる……」
用意されていた絹のワンピースに袖を通す。
指先が触れるたび、さらりとした感触が心地よい。
鏡に映る自分の髪は、肩で揺れるすみれ色の短い髪。
見慣れない姿に、胸の奥がじんと熱くなる。
――本当に、終わったんだ。
ベッドに身を投げ出すと、ふわりと柔らかさに包まれた。
緊張がほどけていく。
(よかった……ほんとに)
でも、あのときは危なかった。
セナとテオが来てくれなかったら、きっと――。
「弱いな……わたし」
ぽつりと漏れた言葉が、静かな部屋に落ちる。
そのとき。
コンコン、と扉を叩く音が響いた。
今日はひとまず、王国に泊めてもらえることになっている。
「ティアナ様、お部屋をご用意しております」
レイさんに案内され、侍女たちが用意してくれた湯で身体と頭を洗う。
傷口が痛み、思わず声が漏れた。
「し、しみる……」
用意されていた絹のワンピースに袖を通す。
指先が触れるたび、さらりとした感触が心地よい。
鏡に映る自分の髪は、肩で揺れるすみれ色の短い髪。
見慣れない姿に、胸の奥がじんと熱くなる。
――本当に、終わったんだ。
ベッドに身を投げ出すと、ふわりと柔らかさに包まれた。
緊張がほどけていく。
(よかった……ほんとに)
でも、あのときは危なかった。
セナとテオが来てくれなかったら、きっと――。
「弱いな……わたし」
ぽつりと漏れた言葉が、静かな部屋に落ちる。
そのとき。
コンコン、と扉を叩く音が響いた。



