ディランが私の腕の中で、ゆっくりと目を開けた。
「……ティアナ」
弱々しい声。
けれど、エメラルドのその瞳はもう迷っていない。
「ありがとう、ティアナ。
まるで君が王子様みたいだな」
私は軽く笑い返す。
「そうだね。
では――お姫様、まだ終わってませんよ」
手を差し出すと、ディランは苦笑しながらその手を取った。
「その言い方は勘弁してくれ」
2人が立ち上がった、その瞬間――
床の影が再び伸び、ディランの足元へ絡みつこうとする。
ジョルジュが苦悶の声を上げた。
「や……やめろ……!
まだ……終わって……ない……!」
影がうねり、再びディランを引きずり込もうと迫る。
その時――
「待ってぇぇぇ!!
俺たち完全出遅れ組だよ!!」
「レオちゃんのせいでしょ!
罠にかかりまくるんだから!!」
レオとルイが、息を切らしながら駆け込んできた。
レオは大剣を肩に担ぎ、叫ぶ。
「いやいや! あれは罠が悪い!
俺じゃない!」
ルイが容赦なくツッコむ。
「罠に3回も引っかかる人が悪いに決まってるでしょ!」
セナとテオが同時にため息をつく。
ユウリは静かに言った。
「……まあ、来てくれただけありがたいですが」
レイも頷く。
影が再び私たちへ迫る。
レオが大剣を構え、叫ぶ。
「燃えあがれ! ペリドット!」
大剣が赤熱し、爆ぜる火花が炎となって刀身を包む。
熱気が戦場を揺らし、影を焼き払うように押し返した。
続いてルイが優雅に剣を掲げる。
「美しく、酔いしれなさい――ローズクォーツ」
淡い薔薇色の光が剣を包み、
舞う光の粒が幻想的な残像を描く。
その軌跡は影を惑わせ、動きを鈍らせた。
レオの炎とルイの光が重なり、
影の進行を完全に止める。
私は剣を握り直し、前へ踏み出した。
「ディランは……もう渡さない」
蒼い光が刀身に宿る。
「……ティアナ」
弱々しい声。
けれど、エメラルドのその瞳はもう迷っていない。
「ありがとう、ティアナ。
まるで君が王子様みたいだな」
私は軽く笑い返す。
「そうだね。
では――お姫様、まだ終わってませんよ」
手を差し出すと、ディランは苦笑しながらその手を取った。
「その言い方は勘弁してくれ」
2人が立ち上がった、その瞬間――
床の影が再び伸び、ディランの足元へ絡みつこうとする。
ジョルジュが苦悶の声を上げた。
「や……やめろ……!
まだ……終わって……ない……!」
影がうねり、再びディランを引きずり込もうと迫る。
その時――
「待ってぇぇぇ!!
俺たち完全出遅れ組だよ!!」
「レオちゃんのせいでしょ!
罠にかかりまくるんだから!!」
レオとルイが、息を切らしながら駆け込んできた。
レオは大剣を肩に担ぎ、叫ぶ。
「いやいや! あれは罠が悪い!
俺じゃない!」
ルイが容赦なくツッコむ。
「罠に3回も引っかかる人が悪いに決まってるでしょ!」
セナとテオが同時にため息をつく。
ユウリは静かに言った。
「……まあ、来てくれただけありがたいですが」
レイも頷く。
影が再び私たちへ迫る。
レオが大剣を構え、叫ぶ。
「燃えあがれ! ペリドット!」
大剣が赤熱し、爆ぜる火花が炎となって刀身を包む。
熱気が戦場を揺らし、影を焼き払うように押し返した。
続いてルイが優雅に剣を掲げる。
「美しく、酔いしれなさい――ローズクォーツ」
淡い薔薇色の光が剣を包み、
舞う光の粒が幻想的な残像を描く。
その軌跡は影を惑わせ、動きを鈍らせた。
レオの炎とルイの光が重なり、
影の進行を完全に止める。
私は剣を握り直し、前へ踏み出した。
「ディランは……もう渡さない」
蒼い光が刀身に宿る。



