私は息を荒げながら、セナとテオに叫んだ。
「中身がジョルジュ陛下なの!
でも……ディランは、まだ飲まれきってないと思う!」
声は震えていた。
けれど、その奥には確かな確信があった。
私の視線は、ジョルジュが握る剣へ向く。
アレキサンドライトの宝石が、迷うように揺れている。
「証拠に……あの剣。
ディランの剣なの。
あの宝石、迷ってる……主人が誰なのか。
まだディランは中にいる!」
セナとテオが一瞬だけ目を見交わす。
そして――
「だったら、俺たちが」
「時間を稼ぐ」
2人の声が重なった。
ジョルジュが鼻で笑う。
「ほう……王子に剣を向ける覚悟があるのか?」
テオが肩を回しながら、軽く笑った。
「正直さ、こうやってあいつに剣を向けられるなんて……
貴重だねー」
セナが呆れたように眉をひそめる。
「なんか少し楽しんでないか、テオ」
「だってさ、お嬢様をとったのは事実だし。
腹いせ? ってやつ」
テオの目が鋭く光る。
「そうだな。それに……お嬢様にこんな不安な顔させてる。
許せないな」
セナも静かに頷く。
「うん。許せない」
その瞬間、2人の気配が変わった。
迷いが一切ない、騎士としての覚悟。
「よし――」
セナが剣を構え、氷の気配が広がる。
テオは紅い魔力を纏い、足元の空気が揺らめく。
2人は迷わず、前へ踏み込んだ。
その背中は頼もしく、強く、揺るぎない。
――守られてばかりじゃ、だめ。
胸の奥で、再び熱が灯る。
ディランを取り戻す。
そのために、私も戦う。
「中身がジョルジュ陛下なの!
でも……ディランは、まだ飲まれきってないと思う!」
声は震えていた。
けれど、その奥には確かな確信があった。
私の視線は、ジョルジュが握る剣へ向く。
アレキサンドライトの宝石が、迷うように揺れている。
「証拠に……あの剣。
ディランの剣なの。
あの宝石、迷ってる……主人が誰なのか。
まだディランは中にいる!」
セナとテオが一瞬だけ目を見交わす。
そして――
「だったら、俺たちが」
「時間を稼ぐ」
2人の声が重なった。
ジョルジュが鼻で笑う。
「ほう……王子に剣を向ける覚悟があるのか?」
テオが肩を回しながら、軽く笑った。
「正直さ、こうやってあいつに剣を向けられるなんて……
貴重だねー」
セナが呆れたように眉をひそめる。
「なんか少し楽しんでないか、テオ」
「だってさ、お嬢様をとったのは事実だし。
腹いせ? ってやつ」
テオの目が鋭く光る。
「そうだな。それに……お嬢様にこんな不安な顔させてる。
許せないな」
セナも静かに頷く。
「うん。許せない」
その瞬間、2人の気配が変わった。
迷いが一切ない、騎士としての覚悟。
「よし――」
セナが剣を構え、氷の気配が広がる。
テオは紅い魔力を纏い、足元の空気が揺らめく。
2人は迷わず、前へ踏み込んだ。
その背中は頼もしく、強く、揺るぎない。
――守られてばかりじゃ、だめ。
胸の奥で、再び熱が灯る。
ディランを取り戻す。
そのために、私も戦う。



