タキが地を蹴った。
一瞬で距離を詰め、禍々しい剣が横薙ぎに振るわれる。
重く、荒々しい一撃。力任せなのに、魔力だけは異様に濃い。
「――っ!」
私は半歩引き、剣を流す。
ローズクォーツの光が弧を描き、衝突の瞬間、薔薇色と赤黒い魔力が火花を散らした。
「相変わらず、細けぇ剣だなぁ!」
「……無駄がないのよ!」
踏み込み、連撃。
花弁のような斬撃が舞い、迷宮の空間に淡い残像を刻む。
だが――
「効かねぇ!!」
タキの胸の魔宝石が、どくん、と大きく脈打った。
赤黒い光が爆発的に噴き出し、床の石が砕け散る。
魔力の暴風が渦を巻き、私は思わず後退した。
「くっ……!」
「ははっ! 見ろよルイ!
この力! これが――」
魔宝石が、悲鳴のような高音を発する。
「……あ?」
光が不規則に明滅し始めた。
血管のような亀裂が宝石に走り、タキの体に黒い紋様が広がっていく。
「……タキ、やめなさい!」
「うるせぇ!!
俺は、まだ……もっと……!!」
制御を失った魔力が、タキ自身を蝕んでいく。
動きは荒いが速く、膨大な魔力の攻撃。
「……っ、間に合わない!」
一瞬で距離を詰め、禍々しい剣が横薙ぎに振るわれる。
重く、荒々しい一撃。力任せなのに、魔力だけは異様に濃い。
「――っ!」
私は半歩引き、剣を流す。
ローズクォーツの光が弧を描き、衝突の瞬間、薔薇色と赤黒い魔力が火花を散らした。
「相変わらず、細けぇ剣だなぁ!」
「……無駄がないのよ!」
踏み込み、連撃。
花弁のような斬撃が舞い、迷宮の空間に淡い残像を刻む。
だが――
「効かねぇ!!」
タキの胸の魔宝石が、どくん、と大きく脈打った。
赤黒い光が爆発的に噴き出し、床の石が砕け散る。
魔力の暴風が渦を巻き、私は思わず後退した。
「くっ……!」
「ははっ! 見ろよルイ!
この力! これが――」
魔宝石が、悲鳴のような高音を発する。
「……あ?」
光が不規則に明滅し始めた。
血管のような亀裂が宝石に走り、タキの体に黒い紋様が広がっていく。
「……タキ、やめなさい!」
「うるせぇ!!
俺は、まだ……もっと……!!」
制御を失った魔力が、タキ自身を蝕んでいく。
動きは荒いが速く、膨大な魔力の攻撃。
「……っ、間に合わない!」



