ユウリside
――お嬢様!
声にならない叫びが、胸の奥で弾けた。
私たちは別の方向へ落とされた。
けれど、セナとテオが即座に動いたのは見えた。
……大丈夫。
あの2人が一緒なら、きっと。
問題は、こちらだ。
落下しているのは、私と――
レオ、そしてルイ。
「理を整えよ――フローライト」
低く、静かに紡いだ詠唱。
灰色の透明な光が波紋のように広がり、私たちの身体を包み込む。
衝撃はやわらぎ、どうにか地面へと着地した。
「ありがとう〜、ユウリちゃん」
ルイが、いつもの調子で笑う。
「び、びっくりしたー!」
レオも大きく息を吐いた。
「それより……」
私は周囲を見渡しながら口を開く。
「お嬢様とは、はぐれてしまいましたね」
「……そうね」
ルイも、わずかに表情を引き締める。
「困ったなあ」
レオが頭を掻いた、その時――
迷宮の奥で、何かが軋んだ。
静寂の中に、不穏な気配が滲み出す。
ここは、じっとしていていい場所ではない。
――お嬢様!
声にならない叫びが、胸の奥で弾けた。
私たちは別の方向へ落とされた。
けれど、セナとテオが即座に動いたのは見えた。
……大丈夫。
あの2人が一緒なら、きっと。
問題は、こちらだ。
落下しているのは、私と――
レオ、そしてルイ。
「理を整えよ――フローライト」
低く、静かに紡いだ詠唱。
灰色の透明な光が波紋のように広がり、私たちの身体を包み込む。
衝撃はやわらぎ、どうにか地面へと着地した。
「ありがとう〜、ユウリちゃん」
ルイが、いつもの調子で笑う。
「び、びっくりしたー!」
レオも大きく息を吐いた。
「それより……」
私は周囲を見渡しながら口を開く。
「お嬢様とは、はぐれてしまいましたね」
「……そうね」
ルイも、わずかに表情を引き締める。
「困ったなあ」
レオが頭を掻いた、その時――
迷宮の奥で、何かが軋んだ。
静寂の中に、不穏な気配が滲み出す。
ここは、じっとしていていい場所ではない。



