「ねえ、お嬢様」
突然、テオが真剣な顔で言った。
「その髪、俺もらっていい?」
「……え?」
足元に散らばる、切られた髪を指さす。
「いいよね!?
絶対いいよね!?」
「え、いるの?」
「いる!!
絶対いる!!
家宝にするから!!」
「……す、好きにして」
私がそう言うと、テオは目を輝かせてしゃがみ込み、
バラバラに落ちた髪を丁寧に、せっせと集め始めた。
「……本気ですね」
セナがぽつりと呟く。
「ほんとにね」
思わず苦笑が漏れる。
セナがふと、私の顔をじっと見つめた。
「ん?」
首を傾げると、少し困ったように視線を逸らしながら言った。
「髪を切られて……
一番ダメージを受けているのは……」
ちらりと、床に座り込んで髪を集めているテオを見る。
「……我々の方ですね」
「ほんとだよ!!」
テオが珍しくセナの意見に全力同意した。
3人の間に、妙な沈黙が落ちる。
……でも、不思議と、怖くはなかった。
この状況でも、
こうして笑える人たちがいる。
「なんか……セナとテオ、2人がいると心強いね」
そう言って笑うと、
「当たり前でしょ」
テオが胸を張る。
「はい。頼ってください」
セナも静かに頷いた。
その言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなる。
――それだけで、少しだけ心が軽くなった。
突然、テオが真剣な顔で言った。
「その髪、俺もらっていい?」
「……え?」
足元に散らばる、切られた髪を指さす。
「いいよね!?
絶対いいよね!?」
「え、いるの?」
「いる!!
絶対いる!!
家宝にするから!!」
「……す、好きにして」
私がそう言うと、テオは目を輝かせてしゃがみ込み、
バラバラに落ちた髪を丁寧に、せっせと集め始めた。
「……本気ですね」
セナがぽつりと呟く。
「ほんとにね」
思わず苦笑が漏れる。
セナがふと、私の顔をじっと見つめた。
「ん?」
首を傾げると、少し困ったように視線を逸らしながら言った。
「髪を切られて……
一番ダメージを受けているのは……」
ちらりと、床に座り込んで髪を集めているテオを見る。
「……我々の方ですね」
「ほんとだよ!!」
テオが珍しくセナの意見に全力同意した。
3人の間に、妙な沈黙が落ちる。
……でも、不思議と、怖くはなかった。
この状況でも、
こうして笑える人たちがいる。
「なんか……セナとテオ、2人がいると心強いね」
そう言って笑うと、
「当たり前でしょ」
テオが胸を張る。
「はい。頼ってください」
セナも静かに頷いた。
その言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなる。
――それだけで、少しだけ心が軽くなった。



