「実にいい。
…さあ」
陛下は、淡々と告げた。
「迷宮へ」
その言葉と同時に、
掴まれていた体が、乱暴に突き飛ばされる。
視界が傾き、
私は闇の奥へ――
――奈落の、底……?
そう思った瞬間だった。
迷うことなく、
セナとテオが私の落ちた穴へと身を投げる。
「お嬢様――!」
「ティアナ!」
その声が、闇に吸い込まれていく。
「待って!」
ルイの叫びと同時に、
ユウリも、レオも、慌てて後を追った。
だが――
床が、再び音を立てて割れる。
「――っ!」
ルイ、ユウリ、レオの足元が崩れ、
3人は、私たちとは別の穴へと落とされた。
伸ばした手は、届かない。
声も、重ならない。
闇が、すべてを分け隔てる。
こうして――
私たちは、完全に引き裂かれた。
落下の風が、耳元を切り裂く。
胸の奥が、ひどく冷えた。
でも――
私は、目を閉じなかった。
「……絶対に、負けない」
震えた声だった。
けれど、その言葉は闇に飲まれず、まっすぐ落ちていった。
…さあ」
陛下は、淡々と告げた。
「迷宮へ」
その言葉と同時に、
掴まれていた体が、乱暴に突き飛ばされる。
視界が傾き、
私は闇の奥へ――
――奈落の、底……?
そう思った瞬間だった。
迷うことなく、
セナとテオが私の落ちた穴へと身を投げる。
「お嬢様――!」
「ティアナ!」
その声が、闇に吸い込まれていく。
「待って!」
ルイの叫びと同時に、
ユウリも、レオも、慌てて後を追った。
だが――
床が、再び音を立てて割れる。
「――っ!」
ルイ、ユウリ、レオの足元が崩れ、
3人は、私たちとは別の穴へと落とされた。
伸ばした手は、届かない。
声も、重ならない。
闇が、すべてを分け隔てる。
こうして――
私たちは、完全に引き裂かれた。
落下の風が、耳元を切り裂く。
胸の奥が、ひどく冷えた。
でも――
私は、目を閉じなかった。
「……絶対に、負けない」
震えた声だった。
けれど、その言葉は闇に飲まれず、まっすぐ落ちていった。



