ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!

「悪奪鬼は、あやかしの王の配下だ。バーコードリーダーを奪えば、王を手に入れやすくなると考えたんだと思う。お弁当は、そのついでかもしれないね」
「そんな……」

バーコードリーダーは、わたしたちにとって『妖怪と戦うための道具』だ。
それが奪われたということは、相手は最初から、わたしたちの力を封じるつもりだったんだろう。
すべてが、悪奪鬼さんの思惑どおりに進んでいる気がして怖くなる。
恐ろしい大妖怪。
そして、切り札であるバーコードリーダーが奪われてしまったという八方塞がりな状態。
そう考えると、急に心がずしんと重くなった。
バーコードリーダーなしで、大妖怪である悪奪鬼さんと戦う。
わたしに、そんな重い役目ができるかな?
わたしの焦りとは裏腹に、平が不服そうに言った。

「蒼生。おまえ、何で、そんなにあやかしについて詳しいんだよ?」
「まひろさんが、封印を解いてしまった魔よけ石。あの石を管理していたのは、封印師の家系の一つである星岡家なんだ」

そこで蒼生くんは意味ありげに、チラッとわたしの方を見た。
わたしははっとする。