ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!

「そう言えば、蒼生くん。どうして、わたしたちのことを知っていたの?」
「それはね」

蒼生くんは真剣な顔で、わたしをのぞき込んだ。
優しい目が、わたしをまっすぐに見つめる。

「まひろさんは、僕の『お姫様』だから、会いに来たんだよ」
「……っ」

真剣な雰囲気に、ドキッとしてしまう。
お姫様!?
ど、どういうこと!?

「はあぁ!?  なに言ってんだ、おまえ!」

困惑していると、平がガバッと顔を真っ赤にして割り込んできた。

「まひろを勝手にお姫様にするな! まひろは俺の……俺のその、大事なパートナーで……」

平が何かを言いかけて、ぶつぶつと言葉を詰まらせてしまう。
わたしが不思議そうに首をかしげていると。

「きゃーっ!  今、蒼生くんが『お姫様』って言わなかった!?」
「誰? 誰に言ったの?」

遠くの席の女の子たちが、わいわいとざわつき始める。
そ、そうだった!?
ここはお昼休み中の教室!?
蒼生くんを一目見たくて、廊下に詰めかけた人たちもいる。
どうしよう!
もし、わたしだと知られたら、大騒ぎになっちゃうよ!

『すばらしいですの!』

ハラハラとしていると、ナナちゃんがぽわ~んとした顔で言った。