蛍の季節に、キミはまた会いに来る


夜の自由時間。

私は真衣さんと部屋に戻ると、やっぱり真衣さんに違和感を感じた。

彼女がすごく寂しそうに見えたんだ。

いつも元気でみんなの人気者のリーダー。

そう思っていたのに、何だか今日はずっとおとなしい気がする。

「あの……なんか、あった?」

なんで声をかけたのか自分でもよくわからなかった。

私に散々嫌がらせをしてきた張本人だ。

無視すればいいのに、それができない私はお人好しだとも思う。

私の言葉に目を丸くした彼女は、瞳を少しだけ揺らして冷たくそっぽを向いた。

「あんたには関係ないでしょ? 早く寝なさいよ」

そう言って、もうすでに布団に入っていた真衣さんは頭から布団をかぶった。

「今日、なんか変な感じがしたからさ。真衣さん、なんだかちょっと寂しそうに見えて……。喧嘩、でもしたの?」

「........」

「私でよかったら、話、きくよ?」

「あんた、バカなの? 私に散々嫌がらせ受けといて私の見方をするつもり?」

真衣さんは勢いよく布団から出て、私を見て眉間にシワを寄せた。

私もバカだと思います。