やっぱり、彼女は私を睨んでいた。
彼女の席の周りにはいつもの4人が囲んでいて、こちらを睨みながらコソコソ話をしている。
もう終わったかも......。
ここでも、イジメが始まる。
クラスの中心的存在でもある彼女たちに目をつけられたら、終わりも当然でしょ。
しかも、今日に限って黒崎くんは遅いし。
昨日、この人なら信頼できるかもと思ってしまったわたしが浅はかだった。
信頼なんて簡単にしてはいけない。
それは前の学校で学んだはずなのに......。
ホームルームのチャイムが鳴ってもまだ、彼女たちは私を睨んでいた。
どんな話をしていたんだろう。
私をこの学校から抹消する話だろうか......。
私は豪快にため息をつき、強く目を閉じた。
清掃作業当日。
瀬戸くんが、清掃場所の川辺の場所がはっきりわからない私を学校まで迎えに来てくれると言った。
本当は現地集合。
ここは黒崎くんがくるべきなのではと思うけど、そんなの、過剰な考えだよね。
無視して関わりたくない相手だと思っているのに、ラインの画面に連絡がこないかと待っている自分がいたりと驚いてしまう。
天気はよく、暑すぎず風が心地よい。
いい掃除日和になりそうだ。



