王国の馬車が迎えに来た。
逃げ場はなく、私はそのまま乗せられる。
ユウリとアリス、みんなが手を振ってくれた。
……寂しい。
そうして馬車は目的地へと到着した。
広い。大きい。
さすが王国だ。
「ティアナ様。よくいらっしゃいました」
紫色の髪に眼鏡。見慣れた顔に、思わず安堵する。
「レイさん……」
「お越しいただき、ありがとうございます。1ヶ月間、どうぞよろしくお願いしますね」
「は、はい……」
私はレイさんの後に続いて歩き出す。
その途中、彼が少し言いにくそうに口を開いた。
「大変申し上げにくいのですが……武器の持ち込みは禁止となっております」
視線は、腰に提げたラピスラズリの短剣へ向けられる。
「え……いやです!」
「申し訳ありません。ですが規則ですので……」
「た、大切なものなんです」
必死に訴えると、レイさんは一瞬考え込んでから静かに言った。
「では、お部屋に金庫をご用意しております。そちらでお預かりします。鍵は1ヶ月後にお返ししますので」
「……わ、わかりました」
「ありがとうございます」
レイさんは、本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
逃げ場はなく、私はそのまま乗せられる。
ユウリとアリス、みんなが手を振ってくれた。
……寂しい。
そうして馬車は目的地へと到着した。
広い。大きい。
さすが王国だ。
「ティアナ様。よくいらっしゃいました」
紫色の髪に眼鏡。見慣れた顔に、思わず安堵する。
「レイさん……」
「お越しいただき、ありがとうございます。1ヶ月間、どうぞよろしくお願いしますね」
「は、はい……」
私はレイさんの後に続いて歩き出す。
その途中、彼が少し言いにくそうに口を開いた。
「大変申し上げにくいのですが……武器の持ち込みは禁止となっております」
視線は、腰に提げたラピスラズリの短剣へ向けられる。
「え……いやです!」
「申し訳ありません。ですが規則ですので……」
「た、大切なものなんです」
必死に訴えると、レイさんは一瞬考え込んでから静かに言った。
「では、お部屋に金庫をご用意しております。そちらでお預かりします。鍵は1ヶ月後にお返ししますので」
「……わ、わかりました」
「ありがとうございます」
レイさんは、本当に申し訳なさそうに頭を下げた。



