いよいよ、この日が来てしまった。
王妃教育――しかも、1ヶ月。
王国に閉じ込められるようなものだ。
……しんどすぎる。
いやだ。逃げたい。行きたくない。
胸の奥がぎゅっと重くなる。
分かっている。逃げられないことくらい。
それでも――
「うー……」
小さく、情けない声がこぼれた。
「お嬢様、うなだれていても仕方ありませんよ。さっさと腹を決めてください」
ユウリが、容赦なく言い放つ。
「つ、冷たい……」
「私だって、寂しいですよ?」
その言葉に、思わず顔を上げる。
「……ほんと?」
「はい。おかげで、少し休暇を取らせていただきます」
「全然寂しくないじゃん! ……まあ、リフレッシュしてきて」
「ありがたいお言葉です」
ユウリは、きちんと頭を下げた。
その姿が妙に清々しくて、余計に胸が痛い。
「それにしたって……」
私は、もう一人の顔を見る。
「アリスも、来てくれないの?」
「仕方ありません。決まりですから」
淡々とした声。
その無表情さに、肩ががっくり落ちる。
「……あーいやだー……」
アリスは少しだけ目を細めた。
慰めるでもなく、突き放すでもなく、ただ“見守る”ようなまなざし。
その視線が、逆に胸にしみた。
王妃教育――しかも、1ヶ月。
王国に閉じ込められるようなものだ。
……しんどすぎる。
いやだ。逃げたい。行きたくない。
胸の奥がぎゅっと重くなる。
分かっている。逃げられないことくらい。
それでも――
「うー……」
小さく、情けない声がこぼれた。
「お嬢様、うなだれていても仕方ありませんよ。さっさと腹を決めてください」
ユウリが、容赦なく言い放つ。
「つ、冷たい……」
「私だって、寂しいですよ?」
その言葉に、思わず顔を上げる。
「……ほんと?」
「はい。おかげで、少し休暇を取らせていただきます」
「全然寂しくないじゃん! ……まあ、リフレッシュしてきて」
「ありがたいお言葉です」
ユウリは、きちんと頭を下げた。
その姿が妙に清々しくて、余計に胸が痛い。
「それにしたって……」
私は、もう一人の顔を見る。
「アリスも、来てくれないの?」
「仕方ありません。決まりですから」
淡々とした声。
その無表情さに、肩ががっくり落ちる。
「……あーいやだー……」
アリスは少しだけ目を細めた。
慰めるでもなく、突き放すでもなく、ただ“見守る”ようなまなざし。
その視線が、逆に胸にしみた。



