ディランが手を差し出し、私はその手を取る。
花畑を抜けると、木々の隙間から光がきらきらと揺れ、川のせせらぎが聞こえてきた。
水面は鏡のように澄んでいて、
木々の影、花の影、そして私たちの影までもが揺れて映っている。
「綺麗……」
「影は“流れ”に乗る。つまり――」
ディランはしゃがみ込み、川辺に落ちていた大きめの葉を拾った。
器用に折り曲げ、あっという間に小さな“葉っぱの船”を作り上げる。
「え……すごい」
「子供の頃、よく遊んだんだ」
ディランは水面にそっと葉っぱの船を浮かべた。
船は影を揺らしながら、ゆっくりと流れに乗って進んでいく。
「影を追う、ってこういうことですか?」
「そういうことだ」
ふたりで並んで歩きながら、
水面に映る葉っぱの影を追いかける。
やがて――
葉っぱの船が、川辺の岩にふわりとぶつかって止まった。
その岩の陰に、何かが見える。
「……瓶?」
透明なガラス瓶が、紐で岩に括りつけられていた。
まるで、葉っぱの船がそこへ導いたかのように。
ディランが瓶を取り上げ、蓋を開ける。
中には、一枚の紙。
ふたりで覗き込む。
『隠されし甘い罠』
「……どういうことでしょう?」
「そうだな―」
ディランが顔を上げ、微笑む。
嫌な予感…。
花畑を抜けると、木々の隙間から光がきらきらと揺れ、川のせせらぎが聞こえてきた。
水面は鏡のように澄んでいて、
木々の影、花の影、そして私たちの影までもが揺れて映っている。
「綺麗……」
「影は“流れ”に乗る。つまり――」
ディランはしゃがみ込み、川辺に落ちていた大きめの葉を拾った。
器用に折り曲げ、あっという間に小さな“葉っぱの船”を作り上げる。
「え……すごい」
「子供の頃、よく遊んだんだ」
ディランは水面にそっと葉っぱの船を浮かべた。
船は影を揺らしながら、ゆっくりと流れに乗って進んでいく。
「影を追う、ってこういうことですか?」
「そういうことだ」
ふたりで並んで歩きながら、
水面に映る葉っぱの影を追いかける。
やがて――
葉っぱの船が、川辺の岩にふわりとぶつかって止まった。
その岩の陰に、何かが見える。
「……瓶?」
透明なガラス瓶が、紐で岩に括りつけられていた。
まるで、葉っぱの船がそこへ導いたかのように。
ディランが瓶を取り上げ、蓋を開ける。
中には、一枚の紙。
ふたりで覗き込む。
『隠されし甘い罠』
「……どういうことでしょう?」
「そうだな―」
ディランが顔を上げ、微笑む。
嫌な予感…。



