「……そろそろ、頃合いかな」
「何がです?」
「離れたくない気持ちはわかるが…
さあ、行くよ」
「からかってます?
それよりどこへ――」
問い終える前に、ディランが私の手を取った。
「ちょ、ちょっと……」
半ば引きずられるように連れて行かれた先。
――ここは。
「……第3騎士団?」
思わず声が漏れる。
仕事の話だろうか。
そう思ったものの、辺りは異様なほど暗く、人気もない。
静かすぎる。
嫌な予感が、胸をよぎる。
(なに……?)
けれど隣のディランは、何事もない様子で奥へと進んでいく。
不安を抱えたまま、
促されるように扉を開けると――
「「「お誕生日おめでとうございます!!!」」」
……へ?
一斉に灯りがともり、
視界いっぱいに人の姿が広がった。
そこには第3騎士団の団員たち。
それに、ユウリ、セナ、テオ、アリス、ルイ、レオ。
――いつもの、顔ぶれ。
「お嬢様! お誕生日おめでとうございます!
さあ、どうぞ中へ!」
アレンに手を引かれ、
言われるがまま席に座る。
……なに、これ。
状況が追いつかず、
ただ呆然と周囲を見回した。
胸に残っていた不安が、
少しずつ、あたたかいものに溶けていく。
(……びっくりした)
けれど、それ以上に。
(……嬉しい)
そう思ってしまった自分に、
少しだけ、照れくさくなる。
「何がです?」
「離れたくない気持ちはわかるが…
さあ、行くよ」
「からかってます?
それよりどこへ――」
問い終える前に、ディランが私の手を取った。
「ちょ、ちょっと……」
半ば引きずられるように連れて行かれた先。
――ここは。
「……第3騎士団?」
思わず声が漏れる。
仕事の話だろうか。
そう思ったものの、辺りは異様なほど暗く、人気もない。
静かすぎる。
嫌な予感が、胸をよぎる。
(なに……?)
けれど隣のディランは、何事もない様子で奥へと進んでいく。
不安を抱えたまま、
促されるように扉を開けると――
「「「お誕生日おめでとうございます!!!」」」
……へ?
一斉に灯りがともり、
視界いっぱいに人の姿が広がった。
そこには第3騎士団の団員たち。
それに、ユウリ、セナ、テオ、アリス、ルイ、レオ。
――いつもの、顔ぶれ。
「お嬢様! お誕生日おめでとうございます!
さあ、どうぞ中へ!」
アレンに手を引かれ、
言われるがまま席に座る。
……なに、これ。
状況が追いつかず、
ただ呆然と周囲を見回した。
胸に残っていた不安が、
少しずつ、あたたかいものに溶けていく。
(……びっくりした)
けれど、それ以上に。
(……嬉しい)
そう思ってしまった自分に、
少しだけ、照れくさくなる。



