私がいる蒼紋(そうもん)ラピスラズリ伯爵家、
そして迅晶(じんしょう)トパーズ伯爵家、
輝炉(きろ)シトリン伯爵家。
この三代伯爵家がそろった場で私は一通りの挨拶をおえた。
ふぅ……つ、疲れたー。
ディランから少し離れ、こそっとテラスに移動する。
「お嬢様、お誕生日おめでとうございます」
「セナ」
今日は護衛騎士として、私の警備にあたっている。
「ありがとう」
「だいぶ賑わっていましたね」
「そうかも。ディランがいるから余計目立つ」
「確かに」
私をじっと見つめるセナの視線に、
思わず、ドレスの裾をふっと持ち上げてみる。
「どう? ルイが仕立ててくれたの」
「とってもよく似合っております」
その真っ直ぐな褒め言葉に、少しだけ胸が温かくなる。
「でしょ。だけどこれ、腰回りピッタリすぎてご飯全然食べられない」
「それはまた大変ですね」
クスッと笑う声が、静かなテラスに柔らかく響く。
穏やかで、少しだけ甘い空気に包まれながら、私は深く息をついた。
「なんだか、こんなに穏やかでいいのかなー」
「いいに決まってますよ」
セナがすかさず返す。
本当に、こうして何もせず静かに過ごせる日は久しぶりだ。
私は小さく息をつき、手を伸ばす。
前に使った共鳴の力。まだちゃんと使えるだろうか――少し不安もあるけれど、胸がわくわくしている。
そして迅晶(じんしょう)トパーズ伯爵家、
輝炉(きろ)シトリン伯爵家。
この三代伯爵家がそろった場で私は一通りの挨拶をおえた。
ふぅ……つ、疲れたー。
ディランから少し離れ、こそっとテラスに移動する。
「お嬢様、お誕生日おめでとうございます」
「セナ」
今日は護衛騎士として、私の警備にあたっている。
「ありがとう」
「だいぶ賑わっていましたね」
「そうかも。ディランがいるから余計目立つ」
「確かに」
私をじっと見つめるセナの視線に、
思わず、ドレスの裾をふっと持ち上げてみる。
「どう? ルイが仕立ててくれたの」
「とってもよく似合っております」
その真っ直ぐな褒め言葉に、少しだけ胸が温かくなる。
「でしょ。だけどこれ、腰回りピッタリすぎてご飯全然食べられない」
「それはまた大変ですね」
クスッと笑う声が、静かなテラスに柔らかく響く。
穏やかで、少しだけ甘い空気に包まれながら、私は深く息をついた。
「なんだか、こんなに穏やかでいいのかなー」
「いいに決まってますよ」
セナがすかさず返す。
本当に、こうして何もせず静かに過ごせる日は久しぶりだ。
私は小さく息をつき、手を伸ばす。
前に使った共鳴の力。まだちゃんと使えるだろうか――少し不安もあるけれど、胸がわくわくしている。



