テオが、ぱっと立ち上がる。
「じゃあ、続き行こ」
「続き……?」
「うん。まだ終わりじゃないよ」
無邪気な笑顔。
けれど、その奥にある“独占欲”みたいなものは隠しきれていない。
「散歩でもする?」
そう言うと、テオは首を横に振った。
「散歩もいいけどさ。
俺、ちゃんと案あるよ」
「案?」
「うん。お嬢さまが好きそうなとこ」
そう言って、テオは立ち上がり、
私の手を取った。
今度は、さっきより少しだけ強く。
「ほら、行こ。
日が傾く前に、もう一ヶ所だけ」
花畑の向こうへ続く小道。
風に揺れる花々の間を抜けて、
どこか秘密めいた雰囲気の道が続いている。
「どこに行くの?」
「着いてからのお楽しみ」
振り返ったテオの笑顔は、
子どもみたいに無邪気で、
でもどこか大人びていて。
胸の奥が、また少しだけ熱くなる。
その予感が、
足取りを自然と軽くした。
花畑を抜けた先に、
蔦に覆われた石柱と、崩れかけた壁が残る小さな遺跡があった。
風が通るたび、
古い石の匂いと花の香りが混ざり合う。
「ここ……?」
「うん。お嬢様、こういうの好きでしょ?」
テオは少し照れたように笑う。
遺跡の奥に、
なぜか“何も描かれていない”大きな石壁があった。
ただの壁に見えるのに、
どこか“意味がある”ような気配が漂っている。
「じゃあ、続き行こ」
「続き……?」
「うん。まだ終わりじゃないよ」
無邪気な笑顔。
けれど、その奥にある“独占欲”みたいなものは隠しきれていない。
「散歩でもする?」
そう言うと、テオは首を横に振った。
「散歩もいいけどさ。
俺、ちゃんと案あるよ」
「案?」
「うん。お嬢さまが好きそうなとこ」
そう言って、テオは立ち上がり、
私の手を取った。
今度は、さっきより少しだけ強く。
「ほら、行こ。
日が傾く前に、もう一ヶ所だけ」
花畑の向こうへ続く小道。
風に揺れる花々の間を抜けて、
どこか秘密めいた雰囲気の道が続いている。
「どこに行くの?」
「着いてからのお楽しみ」
振り返ったテオの笑顔は、
子どもみたいに無邪気で、
でもどこか大人びていて。
胸の奥が、また少しだけ熱くなる。
その予感が、
足取りを自然と軽くした。
花畑を抜けた先に、
蔦に覆われた石柱と、崩れかけた壁が残る小さな遺跡があった。
風が通るたび、
古い石の匂いと花の香りが混ざり合う。
「ここ……?」
「うん。お嬢様、こういうの好きでしょ?」
テオは少し照れたように笑う。
遺跡の奥に、
なぜか“何も描かれていない”大きな石壁があった。
ただの壁に見えるのに、
どこか“意味がある”ような気配が漂っている。



