そして私は、父――アドルフのもとを訪ねた。
昔は冷徹な人だと思っていた。
けれど最近になって、ようやく気づいた。
私は、ちゃんと大事にされているのだと。
「お父様」
「どうした」
「実は……お話というか、お願いがありまして」
「話してみなさい」
私は、第2騎士団と第3騎士団との模擬戦の件。
そして、勝利した場合に両騎士団の統合を求めたいという話をした。
父はすぐには答えず、しばらく考え込む。
――やはり、難しいだろうか。
同じ騎士団とはいえ、伯爵家当主という立場がある。
平民や市民出身の騎士を、貴族出身と同等に扱えというのは、簡単な話ではない。
そう思っていたのだが。
「……いいだろう」
「え……いいんですか!?」
拍子抜けするほど、あっさりとした返事だった。
「第3騎士団の一部の騎士たちは、今回のガイルの件で大いに貢献している」
父は淡々と続ける。
「それに、第2騎士団の中にも、
貴族という立場に甘え、騎士道に反して怠けている者がいると聞く。
この機会に、引き締めるのも悪くないだろう」
――この人なりに、ちゃんと見てくれていたのだ。
昔は冷徹な人だと思っていた。
けれど最近になって、ようやく気づいた。
私は、ちゃんと大事にされているのだと。
「お父様」
「どうした」
「実は……お話というか、お願いがありまして」
「話してみなさい」
私は、第2騎士団と第3騎士団との模擬戦の件。
そして、勝利した場合に両騎士団の統合を求めたいという話をした。
父はすぐには答えず、しばらく考え込む。
――やはり、難しいだろうか。
同じ騎士団とはいえ、伯爵家当主という立場がある。
平民や市民出身の騎士を、貴族出身と同等に扱えというのは、簡単な話ではない。
そう思っていたのだが。
「……いいだろう」
「え……いいんですか!?」
拍子抜けするほど、あっさりとした返事だった。
「第3騎士団の一部の騎士たちは、今回のガイルの件で大いに貢献している」
父は淡々と続ける。
「それに、第2騎士団の中にも、
貴族という立場に甘え、騎士道に反して怠けている者がいると聞く。
この機会に、引き締めるのも悪くないだろう」
――この人なりに、ちゃんと見てくれていたのだ。



