木の上から、ダンスの授業を見下ろしていた。
あいつがいる。
……お嬢さまをこんな場所に連れてきた張本人。
あいつがいなければ、お嬢さまは苦しまなかった。
そう思うだけで胸の奥がざわつく。
無駄にきらきらして、周りに人を集めて。
そういうところが気に入らない。
その横にレイもいた。
あの鋭い眼鏡越しに、こっちを一瞬だけ見た。
気づかれてる。
でも何も言わないのは、俺が“まだ”動く気がないと分かっているからだろう。
…今のところは。
あいつがお嬢さまの手を取るのかと思った瞬間、
別の女が割り込んだ。
余計なことを。
お嬢さまはレイの方へ歩いていく。
その瞬間の王子の顔。
あれは、妬いてる。
そりゃそうだ。
あんたがさっさと手を取らないから。
「バカだなぁ」
思わず声がでる。
あいつがいる。
……お嬢さまをこんな場所に連れてきた張本人。
あいつがいなければ、お嬢さまは苦しまなかった。
そう思うだけで胸の奥がざわつく。
無駄にきらきらして、周りに人を集めて。
そういうところが気に入らない。
その横にレイもいた。
あの鋭い眼鏡越しに、こっちを一瞬だけ見た。
気づかれてる。
でも何も言わないのは、俺が“まだ”動く気がないと分かっているからだろう。
…今のところは。
あいつがお嬢さまの手を取るのかと思った瞬間、
別の女が割り込んだ。
余計なことを。
お嬢さまはレイの方へ歩いていく。
その瞬間の王子の顔。
あれは、妬いてる。
そりゃそうだ。
あんたがさっさと手を取らないから。
「バカだなぁ」
思わず声がでる。



