ミラと少し話すようになってから、
ローゼのことが、以前ほど気にならなくなっていた。
「ミラ嬢は……王妃教育を受けているということは、
王妃を目指していらっしゃるのですか?」
「いえいえ」
ミラは慌てて手を振る。
「父と王家に少し繋がりがありまして。
形式上、参加しているだけですわ」
「そうでしたか」
ほっとしたように相槌を打つと、
ミラは身を乗り出してくる。
「それよりも……ティアナ様。
殿下と恋仲、というのは本当ですの?」
「えっと……」
思わず言葉に詰まる。
曖昧に返すと、
ミラはきらきらと目を輝かせた。
「でも、殿下。
明らかにティアナ様を見る目が違いましたわ」
「ダンスのレッスンの時も、
殿下がティアナ様と踊りたそうにしているの、
一目でわかりましたもの」
うっとりとした表情で言われて、
私は思わず苦笑する。
「……そうかな」
「そうですとも!」
ミラは力強く頷いた。
「負けないでくださいね。
——愛は、勝つですわ!!」
勢いよく言い切られて、
私はまた、はは、と小さく笑った。
ローゼのことが、以前ほど気にならなくなっていた。
「ミラ嬢は……王妃教育を受けているということは、
王妃を目指していらっしゃるのですか?」
「いえいえ」
ミラは慌てて手を振る。
「父と王家に少し繋がりがありまして。
形式上、参加しているだけですわ」
「そうでしたか」
ほっとしたように相槌を打つと、
ミラは身を乗り出してくる。
「それよりも……ティアナ様。
殿下と恋仲、というのは本当ですの?」
「えっと……」
思わず言葉に詰まる。
曖昧に返すと、
ミラはきらきらと目を輝かせた。
「でも、殿下。
明らかにティアナ様を見る目が違いましたわ」
「ダンスのレッスンの時も、
殿下がティアナ様と踊りたそうにしているの、
一目でわかりましたもの」
うっとりとした表情で言われて、
私は思わず苦笑する。
「……そうかな」
「そうですとも!」
ミラは力強く頷いた。
「負けないでくださいね。
——愛は、勝つですわ!!」
勢いよく言い切られて、
私はまた、はは、と小さく笑った。



