「そうだよなぁー。だって、ずーっと椅子に座って勉強でしょ? きついよなーー」
レオはそう言って、頭の後ろで腕を組んだ。
「確かに。お嬢様に、王妃の座は窮屈すぎるだろうな」
ロベルトも静かに頷く。
「もしも……ですよ。仮に、お嬢様と殿下との婚約がなくなったとしても……結局、結婚相手は探さなきゃいけないですよね。伯爵家のご令嬢ですし」
アレンが、遠慮がちに呟いた。
「そうなったら、有力候補は……」
その続きを、誰も口にしなかった。
代わりに、視線が一斉に動く。
――今まさに、こちらへ歩いてくる人物へ。
……ジロリ。
「セナ副団長。少し、よろしいですか?」
オリバー副団長。
子爵家の出で、かつてお嬢様と“お見合い”をした人物だ。
胸の奥が、無駄にざわつく。
嫌な汗が、背中を伝う。
「……はい」
そう答えた直後だった。
「あ! テオさんいますかー?」
明るい声とともに、エリックがぶんぶんと手を振りながら駆け寄ってくる。
――やめろ。
今は、ややこしくなる。
レオはそう言って、頭の後ろで腕を組んだ。
「確かに。お嬢様に、王妃の座は窮屈すぎるだろうな」
ロベルトも静かに頷く。
「もしも……ですよ。仮に、お嬢様と殿下との婚約がなくなったとしても……結局、結婚相手は探さなきゃいけないですよね。伯爵家のご令嬢ですし」
アレンが、遠慮がちに呟いた。
「そうなったら、有力候補は……」
その続きを、誰も口にしなかった。
代わりに、視線が一斉に動く。
――今まさに、こちらへ歩いてくる人物へ。
……ジロリ。
「セナ副団長。少し、よろしいですか?」
オリバー副団長。
子爵家の出で、かつてお嬢様と“お見合い”をした人物だ。
胸の奥が、無駄にざわつく。
嫌な汗が、背中を伝う。
「……はい」
そう答えた直後だった。
「あ! テオさんいますかー?」
明るい声とともに、エリックがぶんぶんと手を振りながら駆け寄ってくる。
――やめろ。
今は、ややこしくなる。



