そんなコンなで毎日修行中!

 な、なんなの⁉

 わたしに対する態度と全然違うんだけど。

 もう、もう、もう、もうっ!!!!

 あんなことをする犯人は、絶対に康哉しかいないって、わかってるんだからね。


 だって、わたしの机の中の英語の教科書がカメになってたんだよ⁉

 ほんと、信じられない。


 いとこの康哉とは中学で同じクラスになったんだけど、それ以来、こうやってしょっちゅう小さな嫌がらせをしてくるの。

 わたしは自分自身の変化で精いっぱいだけど、変化の術が得意な康哉は、こんなふうに自分以外のモノを動物に変えることもできるんだ。


 この前なんか、わたしの上履きを、カエルに変えたんだよ⁉

 靴箱を開けたら、目の前にぬめっとした大きなカエルがいて、おもいっきり「キャーーーー!」って叫んじゃった。


 登校ラッシュのものすごく混雑した中で叫んじゃったから、「なにがあったんだ?」ってめちゃくちゃ注目を集めちゃって。

 そういえばあのときも、たまたまそばにいた和真がわたしの耳の異変に素早く気づいて、慌てて上着を頭からかぶせてくれたんだっけ。


 だからそっちはセーフだったんだけど、他の子がわたしの靴箱の中を覗きこむ前に、康哉がちゃっかりカエルを元の上履きに戻しちゃったから、「なんもないじゃん。なに叫んでんだ、こいつ」ってヘンな目で見られて、すんごい恥ずかしい思いをしたんだよね……。


 あぁっ、もう。

 思い出したくないのに、また思い出しちゃったよ。