そんなコンなで毎日修行中!

 和真をおばあさまに預けてしまって、本当によかったの?

 もしもおばあさまが犯人だったら、今頃和真の生気は吸い尽くされて……。


 全身の血の気が引いていく。


 ううん、大丈夫。おばあさまが、そんなことをするはずがない。

 だって康哉が、白狐の掟で禁じられている術だって言ってたんだから。

 その掟を、長自身が破るなんてありえないよ。


 ぶんぶんと首を横に振ると、思わず浮かんだ悪い想像をかき消す。


 そもそもおばあさまは、年相応に見えるといえば、そうかもしれない。


 それに、あのおばあさまの隣に控えていた男の人。あの人は、きっとおばあさまの護衛かなにかに違いない。

 つまり、おばあさまが誰にも気づかれずに、一人で里をおりて生徒を襲うだなんて、どう考えたって不可能ってこと。


 あれっ。ちょっと待って。それじゃあ……。


 生徒じゃなくて、和真が日常的に接することのできる人……。


 そういえば和真、ちょっと前から様子がおかしいなって思ってはいたけど、あのあとから、さらにおかしくなったんじゃない?

 ほら、部活中に鼻血が出て、保健室に一人で行ってから……。