そんなコンなで毎日修行中!

 中には、そういう子もいるかもしれないよ?

 でも、そんなふうに思ったことを、後悔しているかもしれない。


 だから、やっぱりこのまま放っておくなんて、わたしにはできないよ。


 それにしても、犯人はいったい誰なんだろう?


『そもそも僕たちくらい若い妖狐になると、その術の存在自体知っている者も少ないんじゃない?』

『妖狐の誰かに、生気を少しずつ吸い取られていた影響だろうね』

『人間の生気を必要とするほど、俺は衰えていない』


 康哉と黒瀬くんが言っていたことを思い返す。


 これが本当だとすると、ひょっとして犯人は、生徒ではない……?


 妖狐は、人間よりもずっと長生きだ。

 白狐の里で一番の長寿のおばあさまは、実は二百歳を優に超えているらしい。

 子ども時代は、人間の年齢とほぼ同じような見た目だけど、大人になると、変化の術が巧みであればあるほど、実年齢とはかけ離れた見た目になれるんだって。


 わたしのお母さんも、本当の年齢は教えてくれないけど、見た目よりもずっと年を取っているらしい。

 そうか。きっと若い見た目を保つために、子どもの生気が必要なんだ。

 しかも、こんなにたくさん。


 なんだか胸がざわざわする。