そんなコンなで毎日修行中!

「お、おはよう、くろ……月斗。き、今日もいい天気だな」

 朝練を終え、昇降口を入ろうとする黒瀬くんをつかまえると、しどろもどろに話しかける。


「おまえ……こんなところで、いったいなにをしている」

 和真に変化したわたしを見て、黒瀬くんが眉間にしわを寄せる。


「へ⁉ あー……ちょっと体調が悪くて、練習休んでるんだ。それより、話したいことがあるんだけど、少しいいか?」

 わたしが親指を立て、くいっと校舎裏を指し示すと、黒瀬くんはわたしを置いてさっさと歩きはじめた。


「ち、ちょっと待てって!」


 慌てて黒瀬くんの背中を追って校舎裏まで行くと、黒瀬くんは立ち止まり、わたしの方を振り向いた。


「それで、用件はなんだ?」

「あ、あのさ、月斗」

 緊張しすぎて、思わず声がひっくり返りそうになる。


 だって、他人に変化するのなんて、はじめてなんだもん!


 必死に心を落ち着かせると、わたしは言葉を続けた。


「ひょっとしておまえ、最近俺になんかしてないか?」


 わたしの顔をじーっと見つめていた黒瀬くんが、大きなため息をつく。


「あまりにもお粗末だな――春日」

「ふえっ⁉」


 ば、バレてる⁉