「ご、ごめんなさいっ!」
曲がり角から出てきた人におもいっきりぶつかりそうになって、慌ててブレーキをかけると、ぺこっと頭をさげる。
「朝から君は本当に騒々しいね」
ぱっと顔をあげると、苦笑いを浮かべた康哉が立っていた。
「康哉……!」
「は⁉ ちょっと、なにやってんの。手、離してくれる?」
思わず康哉の胸倉につかみかかっていたことに気づいてぱっと手を離すと、迷惑そうな顔で康哉が襟を正す。
「あのさ、和真がキツネで、康哉、犯人じゃない⁉」
「……なに言ってるのか、全然わからないんだけど。もう少し落ち着いて話してくれる?」
「だ、だから……」
行ったり来たりしながらも、なんとか康哉に昨日のことを話すと、最後までわたしの話を静かに聞いていた康哉が、バカにしたようにふんっと鼻で笑った。
「白狐の掟で禁じられているのに、僕がそんな術を使うわけないでしょ」
「そっか。康哉じゃなかったんだ……。あ、でも、この術のことは、知ってるってことだよね? ひょっとして、戻し方もわかる⁉」
「いや、それは知らない。これは普通の変化とは違うし。そもそも僕たちくらい若い妖狐になると、その術の存在自体知っている者も少ないんじゃない?」
そういえばお母さんが、呪いの一種だとか言ってたっけ。
曲がり角から出てきた人におもいっきりぶつかりそうになって、慌ててブレーキをかけると、ぺこっと頭をさげる。
「朝から君は本当に騒々しいね」
ぱっと顔をあげると、苦笑いを浮かべた康哉が立っていた。
「康哉……!」
「は⁉ ちょっと、なにやってんの。手、離してくれる?」
思わず康哉の胸倉につかみかかっていたことに気づいてぱっと手を離すと、迷惑そうな顔で康哉が襟を正す。
「あのさ、和真がキツネで、康哉、犯人じゃない⁉」
「……なに言ってるのか、全然わからないんだけど。もう少し落ち着いて話してくれる?」
「だ、だから……」
行ったり来たりしながらも、なんとか康哉に昨日のことを話すと、最後までわたしの話を静かに聞いていた康哉が、バカにしたようにふんっと鼻で笑った。
「白狐の掟で禁じられているのに、僕がそんな術を使うわけないでしょ」
「そっか。康哉じゃなかったんだ……。あ、でも、この術のことは、知ってるってことだよね? ひょっとして、戻し方もわかる⁉」
「いや、それは知らない。これは普通の変化とは違うし。そもそも僕たちくらい若い妖狐になると、その術の存在自体知っている者も少ないんじゃない?」
そういえばお母さんが、呪いの一種だとか言ってたっけ。



